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30年振りに車名を統一した“ランドクルーザー”
正式発売前から大きな注目を集め、すでに納期は1年半〜2年との声も聞かれている最新のランクル「250」は、路線を大転換して登場した。それまで販売されていた「ランクル・プラド」は、豪華路線のライトデューティー系として大ヒット。大衆に受け入れられていたが、250ではあえてそのレールには乗らず、ランクルがランクルたる所以といえる本格オフローダーとしての〝原点〟に立ち返ることを念頭に、「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」の高次元の両立を追究し刷新された。
兄貴分「300」と共通とした象徴的なプラットフォームを軸に、素材・製法等も見直し、堅牢性を一段と強化した、ガッチリ系のタフなボディ、悪路でもへこたれないフレキシブルな対応力、最新のメカニズムを駆使した高い操作性など、あらゆる面で進化を遂げた。〝ランクル初〟をうたう最新技術も惜しみなく複数投入されるなど、70年以上の歴史を誇るランクルの血統を受け継ぎながら現代の感性、そして実用性を融合させた、時代の寵児となりえる逸材なのだ。
本領発揮の場であるオフロードシーンは当然、オンロードでの安心さ・快適さにも充分配慮された250は、価格が急上昇したものの、モノ申す古参のランクルファンだけでなく、新規のファンも獲得と大ヒット。ゴツさテキメンの、直線基調とした飾り気のないスッキリ系ボディも好感を持って迎えられるなど、全身からほとばしる泥臭さがじつに心地良い。
ちなみに車名はあくまで〝ランドクルーザー〟。〝250〟はシリーズ名。全車〝ランドクルーザー〟に統一されたのは約30年ぶりのことだ。
グレードは3系統4択
最廉価「GX」、中間の「VX」、最上級「ZX」と3系統あり、うち「VX」のみガソリンも選べるが、ディーゼルは3系統すべてで選べる。「GX」のみ2列5人乗り、ほかは3列7人乗りとなる。
エンジンはディーゼルとガソリンの2系統
燃費とパワフルな走りを両立させた、主軸となる太いトルクのディーゼルターボは新開発8AT、日常域での使い勝手を重視した日常性重視のガソリンは6ECTとの組み合わせだが、燃費は厳しい7.5㎞/ℓ。
【2.8L直4ディーゼルターボ】
【2.7L直4ガソリン】
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STYLE RV(スタイルRV) Vol.177 トヨタ ランドクルーザー300/250&レクサスLX No.2より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]