トヨタ・シンカンセンも！ やっぱりいたぞサイバートラック！ 世界初!? のローライダー仕様も圧巻!! 【SEMA SHOW 2024 #002】

【SEMA SHOW REPORT 2024 #002】
2024年11月5日〜8日にアメリカのラスベガス・コンベンションセンターで開催されたSEMAショー。展示ホールと屋外スペースを含めると、東京オートサロンの3〜4倍はありそうな敷地に、自動車メーカーから個人レベルのビルダーまで、さまざまな出展者が力作を持ち寄るビッグイベントだ。カオスな熱気に溢れた会場で注目を浴びていたカスタムカーを紹介していこう！
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ミニバンだって負けてない！

フロアカーペットなどの内装部品を扱うOEMパーツメーカーの林テレンプが、SEMAにブースを出展。「WOODLAND」のブランド名でアフターの用品を展開するデモを行い、タイヤテーブルや後部座席のオーガナイザーなどの開発商品をシエナに装着。アウトドアアクティビティが盛んな北米市場でのリサーチを進めている。
「Toyota Shinkansen」として、ここ3年ほど連続してSEMAにエントリーしているシエナが第二形態へと進化！　中国のLongxunボディキットでド迫力フェイスを実現した。サスペンションは従来通りACCのエアサス、エアーランナーがインストールされており、ホイールはレイズVMF L-01の21インチを装着。車名からもわかる通り、オーナーは生粋のJDM好きで、ルーフラックもINNOを愛用。

やっぱりいたぞ、サイバートラック！

ピックアップトラック用の超大径モデルを得意とするKG1 FORGEDのホイールを履いたサイバートラック。タイヤを思いっきり外側にオフセットした上で、エアサスを使っていると思われる超ローダウンを実現。ちなみにこんな感じのマットブラックのラッピングをしたサイバートラックは、実際にLAの街中やハイウェイで見かけることがたまにあり、光の反射率がめちゃめちゃ低いためギョッとさせられる。
ラッピングメーカーの「Flex Shield」は無数のテスラ・サイバートラックを展示！　会期中に職人がフルステンレスのボディにラッピングを施していくデモも行われ、さまざまなカラー設定があることをアピールした。ホイールやエクステリアパーツはテスラのカスタマイズパーツを扱うUNPLUGGED PERFORMANCEがプロデュース。
ローライダー御用達のワイヤーホイールを手がけるLUXOR Wire Wheelsのブースにもサイバートラックが登場。こちらはストーン・コールド・カスタムズというペインターが手がけたリアルペイントで、手仕事によるピンストライプを実現。これぞ世界初のローライダー・サイバートラック!?

いち早く盛り上がりを見せるレクサスGX！

オーバーランド系ECサイトのLMTLS OverlandのデモカーであるGXのホイールは、レイズのボルクレーシング・ZE40Xを装着。RADFLOのコイルオーバーを備えるほか、ROAMのルーフトップテントにはLensun Solarの太陽光パネルを装備。そのほかSHERPAのルーフラック、DIODE DYNAMICSのLEDライトなども装備する。
アメリカでは着々とアフターパーツが充実してきているレクサスGX。カーボンシェルのルーフトップテントなどを手がける「INSPIRED OVERLAND」のデモカーは、サスペンションにKINGの2.5 EXTアジャスタブルコイルオーバー、TOTAL CHAOSのアッパーコントロールアーム、DURO BUMPSのバンプストッパーなどを装備。ホイールはレイズのボルクレーシング・ZE40Xの17×8.5を装着。

トヨタブースは市販車からコンセプトまで花盛り！

新型のコンセプトと並んで先代モデルも出展された4Runner。TRD USAはこの型の4Runner（’03-’24）とFJクルーザー（’07-’14）に適合するビレットフロントアッパーコントロールアームもリリースしている。
24年4月に発表された新型4Runnerも、TRDが早速コンセプトモデルを発表。その名も「4Runner TRD Surf Concept」。25年モデルの「TRDリミテッド」をベースに、カリフォルニアのサーフカルチャーを表現するべく、車体後方をオープン構造に改造。カスタムメイドの17インチホイールも装着する。
タコマをベースにTRD USAが開発したリアルレースコンセプトの「＃84 Tacoma TRD ProRunner Race Concept」。本来はダブルキャブの設定である「TRD Pro」のコンポーネンツをエクストラキャブのショートボディに移植。NASCARのレジェンドドライバー、ジミー・ジョンソンもプロジェクトに参画した。
RAV4の25年モデルに追加設定される「WOODLAND EDITION」も展示。専用デカールやTRDの18インチブロンズホイール、TRDがチューンナップしたオフロードサスペンション、クロスバー付きルーフレールなどが装備されている。
トヨタの補修用純正パーツや用品を担当するTOYOTA SPADが開発したRAV4 PHEVのコンセプトモデル「RAV-X」。ダカール・ラリーをイメージし、クリアランスを拡大した前後バンパーとスキッドプレートを装着。2.5インチアップの調整式カスタムサスペンションを投入し、全高は51mm、トレッドは160mm拡大。17インチのカスタム鍛造ホイールも備える。

日産ブースで新型キックス発見！

日産ブースには新型のキックスをベースにした「Kicks Urban Shadow concept」が展示された。車高はNISMOのコイルオーバーでローダウンされ、ホイールも同じくNISMOのLM-RS6（18×9.5J）を装着。デュアルエキゾーストもNISMOによるカスタムメイドだ。
中型ピックアップトラックのフロンティアをベースとした「Frontier TARMAC concept」は、カーボン製のフェンダーを備えるオリジナルのワイドボディを実現。3.6ℓのV6エンジンにはスーパーチャージャーとNISMOのコールドエアインテーク、カスタムエキゾーストが備わり、最高出力は400hp以上を誇る。20インチのホイールもカーボンリムを備えるカスタムメイドで、ブレーキキャリパーはZ NISMOと同じものを使用。

▷SEMA SHOW REPORT 2024 まとめはこちら

STYLEWAGON（スタイルワゴン）2025年2月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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