チューニング・カスタム新車レビュークラウンセダントヨタ

上質な杢目調パネルや間接照明を採用！おもてなし精神を表現した『クラウンセダン』は、やっぱり最高級の1台だった！

2025.07.14 15:00 2025.08.01 01:01 更新

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【トヨタ・クラウン徹底解剖＆比較試乗　#012／クラウンセダン編】
元来のクラウンの「型」であるセダンは、まったく新しいスタイルの実現に挑戦。
パーソナルにもビジネスにも使える「ニューフォーマル」という価値を生み出した。

セダンならではの演出が随所に満載

インテリアのデザインは他の3モデルと同じアイランドアーキテクチャーの思想を取り入れつつ、上質な杢目調パネルや、行燈のような柔らかい灯りを実現する間接照明なども採用。おもてなしの精神を表現した、セダンならではの演出が盛り込まれている。

サスペンションには減衰力の自動調整機構であるAVSを備えるため、路面の凹凸を乗員に伝えにくい、快適な乗り心地を実現。後席で仕事の資料を読み込むようなシーンでも、揺れを気にせず集中できる。

そして最大の見所は、2種類のパワートレイン。FCEV（燃料電池車）にはMIRAIと同じFCシステムが搭載され、1回あたり約3分の水素充填で約820㎞の走行を可能としている。もう一方のマルチステージハイブリッドは、2.5Lエンジンを縦置きし、THSに有段ギアを組み合わせた新システムを組み合わせる。どこからでも気持ちよく加速するレスポンスの良さを獲得した。

その各パワートレインに、それぞれ1グレードを設定するため、モデル選びはどちらのパワートレインを選ぶかの問題。水素ステーションは少しずつ増えてはいるものの、まだあまり多くもないので、FCEVは運用面を含めて熟慮したいところだ。

セダンのインパネは全車に杢目調パネルとサテンメッキ加飾を採用。その他の部分もソフトパッドを合成皮革で巻いた仕様となっており、大人っぽい落ち着いた雰囲気が演出されている。また、間接照明を64色から切り替えられるマルチカラーイルミネーションも装備。

セダンも他のモデルと同様、12.3インチTFTカラーメーターを装備。中央にマルチインフォメーションディスプレイを備え、円周部内側の表示内容も変更できる。

セダンはシート生地にプレミアムナッパ本革を採用。運転席は身体に帯電した静電気を除去する除電スタビライジングプラスシート仕様となっている。後席スペースは膝前のクリアランスが約220mm、頭上が約70mmと、さすがはショーファーユースも想定した広さ。リクライニングができるリアパワーシートも備わり、快適に移動を楽しめそうだ。

ラゲッジルームの容量はHEVが450L、FCEVが400L。ゴルフバッグは前者が3個、後者が2個収納できる。リアシートの可倒機構は備わっておらず、床下にもパンク修理キットを収めたトレイが備わるのみだ。フロアの実測値は最も広いところで奥行きが約790mm、幅が約1470mm。高さは約400mmといったところだ。

リアウインドウには電動のサンシェードを装備。日差しの強い日には日除効果を発揮する。ドアのウインドウにも手動式のサンシェードが備わっており、外からの視線を遮ってリラックスしたいときにも便利だ。

リアシートには内蔵したエアバッグの収縮と膨張でマッサージ効果を実現するリラクゼーション機能を装備。「全身リフレッシュ」や「上半身」「腰」など、その日の気分で細かく調整することができる。

リアセンターアームレストにはシートやエアコン、オーディオの操作ができるリアマルチオペレーションパネルを装備。いちいちドライバーにお願いしなくても、手元で快適な温度調整やオーディオの切り替えができる。

リアシート専用のフットレストも用意。リクライニングで背もたれに角度をつけた場合でも、足を置く角度が快適になるよう調節することができる。クラウンマーク付きの専用カバー付きで、トランク内に収納可能。

走行中に空気（酸素）を取り込み、水だけを排出するFCEVは、走行したことでどれだけの空気をキレイにしたかを可視化する空気清浄メーターを搭載。環境への貢献度をグラフィックや数字で確認することができる。

フロントのセンターコンソールにはスマートフォンの非接触充電器である、おくだけ充電を装備。スマートフォンを立て掛けて固定できるため、スマートフォンがズレる心配もなく、確実に充電することができる。

ハイブリッドと燃料電池車のラインアップ

2.5Lハイブリッド車。ボディカラーと内装色の設定もFCEVと共通で、ブラック内装のほかにミッドブラウンも設定されている。車両本体価格
：730万円

特別仕様車クラウンセダンZ （ハイブリッド車）/ Z （燃料電池車） “THE 70th”

クロスオーバーに続いて設定された、誕生70周年記念の特別仕様車。HEVとFCEVの両者に設定され、マットブラック塗装の20インチアルミホイールを装備。プレシャスメタル×プレシャスホワイトパールとプレシャスメタル×ブラックのバイトーンボディカラー、“THE 70th”のロゴをあしらった専用サイドデカールはメーカーオプションとして専用設定される。内装には特別色のブラックラスターを設定。車両本体価格：755万円／855万円

特別仕様車クラウンセダンZ （ハイブリッド車）/ Z （燃料電池車）“THE LIMITED-MATTE METAL”

クラウン専門店「THE CROWN」取り扱いの特別仕様車。特殊表面処理（TMコート）を施した特別設定色のマットメタルを採用。“THE 70th”と同様のマットブラック塗装20インチアルミホイールやブラックラスターの内装が採用される。車両本体価格：810万円／910万円

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中古車価格：156.8万円

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上質な杢目調パネルや間接照明を採用！ おもてなし精神を表現した『クラウンセダン』は、やっぱり最高級の1台だった！

セダンならではの演出が随所に満載

ハイブリッドと燃料電池車のラインアップ

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