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プラットフォームを刷新。パワーユニットは2種類に!
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プラットフォームには、カローラクロス、C-HRなど共通のGA-Cプラットフォームを採用。ホイールベースを延長し、リアサスペンションにトーションビームを採用することで、室内空間を拡大し、ラゲッジスペースを確保するとともに後席の居住性を向上させている。
パワートレインは、1.8ℓハイブリッドと2ℓ自然吸気エンジン。ハイブリッドはエンジンこそ従来型(2ZR-FXE)と同じだが、すべての電動モジュールが一新された。
2ℓエンジンはRAV4などにも採用されているダイナミックフォースエンジン。ダイレクトシフトCVT(10速)と組み合わせて搭載される。
4WD機構は、ハイブリッドでは後輪を独立したモーターで駆動するE-Four、2ℓエンジン車ではメカニカル4WDとなる。
WLTC燃費モードは、ハイブリッドでは22.0〜23.4㎞/ℓ、2ℓエンジン車では14.3〜15.1㎞/ℓとなっている。
ボディカラーは豊富なバリエーションで、落ち着いたカラーが中心
ノアは7色で、ヴォクシーは6色が用意される。どちらもブラック系が中心となり、一見すると地味に思えるが、メタリックはもちろんのこと、パールやガラスフレークなど、輝きが楽しめる味わいのある色味となっている。
充実した装備に注目。欲しい装備が標準!
主な標準装備について表にしてみたが、その充実ぶりは目を見張るばかりだ。エントリーグレードとなるノアのXでも満足度は高い。注意したいのは、ノアとヴォクシーでは同じグレード名でも一部装備が異なること。そもそもヴォクシーはS-Gがエントリーグレードになる。
トヨタセーフティセンスは最新仕様を搭載。スマートフォンで駐車できる機能もあり
安全装備である「トヨタセーフティセンス」は最新仕様にバージョンアップ。
「プリクラッシュセーフティ」は、前方の車両・歩行者(昼夜)・自転車(昼夜)・自動二輪車(昼)の検知に加え、交差点での運転支援を拡大。右折時の対向直進車や右左折時の横断歩行者・自転車、交差点で交差する車両や自動二輪車も検知する。
また、「トヨタチームメイト」の新機能として、「アドバンストパーク」「アドバンストドライブ」が搭載された。アドバンストパークはスマートフォンのアプリによってリモートで駐車・出庫を行える機能をハイブリッド車に設定。駐車時の使い勝手が向上した。
アドバンストドライブは、レーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストの操作支援を行い、とくに渋滞時の疲労軽減を可能とする。
そのほかの安全装備としては、「安心降車アシスト」に注目したい。パワースライドドアオープン時に、後方から接近車両があった場合など、危険と判断するとアラームを発し、さらに自動的に作動を停止するというもの。
ファミリーカーとして機能性の高い装備と言えるだろう。
人気のオプションなど聞いてみました
昨年より受注は始まっていて、気になるユーザーの動向を某ディーラーに聞いてみた。
「ノアとヴォクシーでは、スポーティさが際立つ、ヴォクシーS-Zが売れ筋グレードで、30〜40代のファミリーユーザーが多いですね。さらに個性を追求したい方にはモデリスタとGRパーツのエアロセットは人気があります。純正品と同等の高いクオリティが魅力で、さらに予算が許せば18インチホイールを選ぶことも可能です。じつは新型はオプションを選ばなくても十分に装備が充実しているのが特徴で、AV&ナビゲーションに関しては標準装着でも満足いただいています。ディーラーオプションとしては、ボディコーティングはやはり人気です。お手入れの手間が減りますし、残価設定ローンを利用する場合には、契約満了時までしっかり新車時のコンディションを保ってくれるというのも人気の理由です」とのこと。
ファミリー層ながらスタイルに気を使うユーザーが多いのが印象的だ。
ノアは5グレード、ヴォクシーは2グレード。パワーユニット×乗車定員×2WD/4WDで選ぶ
ラインアップはノアでは標準ボディの「X」「G」「Z」とエアロボディの「S-G」「S-Z」、ヴォクシーでは「S-G」「S-Z」が設定される。同グレード名同士では、ヴォクシーの方がやや価格が高めとなる。それぞれにハイブリッドとガソリンの2種類のパワートレイン、2WD/4WDが設定される。多くのグレードに7人乗り/8人乗りが用意されているが、ハイブリッドの4WD仕様は7人乗りのみの設定となっているのは注意したい。
ウェルキャブ車両も同時に一新
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]