HKS/HIPERMAX S PERFORMANCE PACKAGE
エッチ・ケー・エス/ハイパーマックスエス パフォーマンスパッケージ
最高級ミニバンに相応しい上質な乗り心地。HKSではハイパーマックスSに「パフォーマンスダンパー®」やドアスタビライザーを組み合わせることで、さらなる高みへと誘ってみせた。
特筆すべきは、これらのパーツはすべてを装着することを前提とした専用セッティングであること。
「サスペンション変更のみではトータルでの乗り味を向上させるには限界がありました。そこでボディ関連パーツを組み合わせて専用チューンを施しています」と開発担当者。
ふたつのアイテムを追加したことでサスセッティングにも余裕が生まれ、バネレート変更や減衰力の見直しが可能になった。そして、しっとりとした上質な乗り味でありながら、安定感のある走りを実現したのだ。
まさに新発想のサスチューンといえるハイパーマックスSパフォーマンスパッケージ。匠のこだわりを凝縮したその走り心地をぜひ堪能していただきたい。
価格 未定
対応 3.5L車(2WD)/2022年9月発売予定
フロントは単筒の倒立式ダンパーを採用。レート変更に伴い減衰力も変更される。ボディ関連パーツを装着してセッティングし直している。
アッパーマウントは専用品。当初はボディブレースも検討されたが、剛性こそ高まったものの振動が大きくなるデメリットが生じ、採用は見送られた。減衰力は30段調整が可能。倒立式ダンパーのため、調整ダイヤルはロアブラケット側に備わる。
全長調整式を採用。ボディ関連パーツの追加により、減衰力を高めていっても不快な突き上げ感は出ず、うまく抑えることが可能になった。
リアのダンパーストロークも十分な長さを確保する。独自のデュアルPVSを採用し、伸び側はスムーズに動かし、縮み側の減衰力は素早く立ち上げている。
通常品に対し、リアのバネレートは1kg/mmアップ。後席でもラクにスマホをイジれるくらいの乗り心地を確保することと指令が出たとか!?
フロント
リア
バネレートはフロント6kg/mm、リア10kg/mm。通常のハイパーマックスSはフロント7kg/mm、リア9kg/mmとなっており、パフォーマンスパッケージ専用品はフロントが柔らかく、リアは硬くなっている。
専用チューンのパフォーマンスダンパー®をキット化!
パフォーマンスダンパー®
パフォーマンスダンパー®
ドアスタビライザーは上質な走り作りに効果抜群!!
ミニバンはドア開口部が大きいのもボディ剛性不足の原因。そこで採用されたのが、ドアロックのストライカ部に追加してゆがみを抑制するドアスタビライザー。これによりハンドリングの向上やドア周辺のバタツキ音低減の効果が得られたそうだ。

クルマ雑誌での丁稚を経て独立した走り好きライター、石川大輔氏。プライベートにおいても、家族にも優しい(怒られない)カスタムを模索中の毎日とか。
「結論から言えば、感動すら覚える仕上がりだった。しっとりとした乗り味なのにハンドリングは秀逸。曖昧さがなく、意のままに巨体をコントロールできる。出来のいい欧州セダンに乗っているかのような錯覚を覚えるほど。峠で楽しいミニバンって珍しい。2-3列目もすこぶる快適。優雅な気分でドライブが楽しめた。新発想系サスチューンの実力、侮りがたし」。
問:HKSサポートセンター 0544-29-1235
「PERFORMANCE DAMPER/パフォーマンスダンパー」はヤマハ発動機(株)の登録商標です。