荷台はコナラやヤマザクラなどの地域材を使って丁寧に成型
バモスホンダをベースとしたビーチカーシリーズのデビュー作。ビーチカーの雰囲気に加えヴィンテージヨットのテイストも注入した、その名も「ビーチクルーザー」。2020年の東京オートサロンでお披露目して、大きな反響を得た1台である。このビーチクルーザーから多くの木材を多用しているのだが、そのきっかけは2019年に猛威を振るった台風19号。千葉県を中心に大きな被害をもたらし、戸森さんも倉庫の屋根が吹き飛ばされ、周囲の森林も倒木。「その経験により、森林保全の大切さに気付かされました」。そこで木材を使ってカスタマイズしようと決め、当初は2×4の輸入材を使う予定だった。しかし埼玉県で地域材を使った家具を製作している高村クラフト工房の高村さんと知り合い、コラボレーションにより間伐された地域材を積極的に採用。この経験が、その後のビーチカー製作に大きく生かされている。
【FAFビーチクルーザー・HONDA VAMOSHONDA】
●昭和47年式●型式:TN360●排気量:360cc●出力:30ps
SPECIFICATIONS
●SUSPENSION:FAFリフトアップスプリング
●EXTERIOR:FAFマットペイント
●INTERIOR:シート張り替え、ウッドステアリング、インパネチーク材、フロアマットヤマザクラ&コナラ
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]