目次
2023年の新作2本はこだわりのコンケイブフェイス
1969年に日本で初めてカスタム向けホイールを手掛けたウェッズ。その歴史あるメーカーの主力ブランドが、2ピースホイールで展開するマーベリックだ。時に力強く、時に繊細に、造形美を追い求め、国内製造という品質の高さも相まって、多くのモデルがカスタムファンに好まれてきた。
そのマーベリックの2023年モデルは、2モデルが登場。フェイスがセンターに向かってすり鉢状に落ち込んでいくコンケイブフェイスがキーワードだ。
MAVERICK 1505S マーベリック 1505エス
まずは、完全な新デザインとして登場した1505S。リムに向かって細く絞り込まれた5本のY字スポークがメインとなるフェイスだが、感じられるのはスポーティさや軽快さというよりも、存在感や重厚感。Y字スポークの根元は太く広がり、星形のセンターパートの縁となる力強いリブラインを形成する。この大きな星形センター、重厚なリブライン、さらにはコンケイブフェイスを実現するために高く立ち上げたスポークエンドなど、ある意味荒々しいディテールが、存在感や重厚感の源となっている。
注目は20インチのみに設定されるEx-Lo(エクストラロー)ディスク採用のコンケイブフェイス。S-Lo(スーパーロー)、Lo(ロー)、Hi(ハイ)ディスクのレギュラーフェイスですらコンケイブ感が強いのに、よりリムの深さを確保できるEx-Loディスクのコンケイブフェイスは、スポークエンドの立ち上げ具合をさらに高め、急激な落とし込みを実現。ディープリムとコンケイブという足を極めたい人が欲しい要素を兼ね備えた究極のモデルなのだ。ハイインセットのクルマでは、なかなか難しいサイズだが、30系アルファード&ヴェルファイアなどLクラスミニバンなら、20×9.0J+39や20×9.5J+45という設定もあるので、履きこなすことはさほど難しくはない。2ピースならではの1ミリ単位のオーダーインセットも可能なので、ツライチを追求することも可能だ。
サイズ | HOLE/P.C.D. | 価格(税込) |
---|---|---|
18×7.5J〜10.0J(レギュラーフェイス) | 5/100、5/112、5/114.3 | 7万7000円〜8万6900円 |
19×7.5J〜10.5J(レギュラーフェイス) | 5/100、5/112、5/114.3、5/120 | 8万3600円〜9万4600円 |
20×8.5J〜10.5J(レギュラーフェイス) | 5/112、5/114.3、5/120 | 9万9000円〜10万7800円 |
20×8.5J〜10.5J(コンケイブフェイス) | 5/114.3、5/120 | 9万9000円〜10万7800円 |
21×9.0J〜11.0J(レギュラーフェイス) | 5/112、5/114.3、5/120 | 11万3300円〜12万2100円 |
構造:鋳造/2ピース
※オプションのブラックリムは1万6500円UP
MAVERICK 709M ConcaveFace マーベリック 709エム コンケイブフェイス
WHEEL SIZE:20×9.5J+30(Ex-Loディスク)
TIRE SIZE:245/40(ファルケン)
WHEEL COLOR:プレミアムシルバー
1505Sの登場とともに、コンケイブフェイス追加の白羽の矢が立ったのは、コンスタントに売れ続けているメッシュの名作709M。ベースモデルは、低く構えたナットホール周りから急激に立ち上がった後、柔らかな弧を描きながらリムエンドへと落ち着く、上品でいかにもメッシュらしい雰囲気。しかし、新たに作られた709Mコンケイブフェイスは、まるで別モノ。メッシュの太さなどに手を加えてはいないというものの、リムに向かって鋭く立ち上がり、力強いコンケイブを実現。メッシュ後端の天面からピアスボルトが収まる部分までの厚みを見れば、その高低差がいかに大きいかが良く分かる。
設定サイズは1505Sと同じく20インチのEx-Loディスクのみ。ここまでベースモデルとの雰囲気が異なると、フロントはベースモデルで、リアはコンケイブフェイスという履き方では、違うホイールなのでは?と思ってしまうほど。履くなら前後ともにコンケイブフェイスで迫力の足元を実現したい。
WHEEL SIZE:20×9.0J+30(Ex-Loディスク)
WHEEL COLOR:サムライゴールド
サイズ | HOLE/P.C.D. | 価格(税込) |
---|---|---|
20×8.5J〜10.5J(コンケイブフェイス) | 5/114.3、5/120 | 9万6800円〜10万2300円 |
構造:鋳造/2ピース
※オプションのブラックリムは1万6500円UP