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アドヴィックス、豊生ブレーキ工業、アイシン精機がブレーキ事業を強化 アドヴィックスが豊生ブレーキ工業を子会社化

  • 2017/08/31
  • Motor Fan illustrated編集部
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アドヴィックスが開発したレクサスLC500h向けブレーキシステム

株式会社アドヴィックス、豊生ブレーキ工業株式会社とアイシン精機株式会社は、ブレーキ事業の競争力強化をねらいに、アドヴィックスが豊生ブレーキに新たに資本参画し、子会社とすることで合意した。

アドヴィックスは、ブレーキ事業の競争力強化として、制御ブレーキ製品の生産集約を進めてきたが、今般、基本ブレーキ(ドラムブレーキ、ディスクブレーキなど、自動車の運転中に使用される常用ブレーキのこと。 サービスブレーキとも呼ばれる)事業全般における競争力を強化するため、従来から同じアイシングループのブレーキメーカーとして協力してきた豊生ブレーキの第三者割当増資を引き受けることとした。
また、豊生ブレーキは、日清紡ブレーキ株式会社のドラムブレーキ事業(日本・タイ)を譲り受けることで合意した。なお、豊生ブレーキによる日清紡ブレーキのドラムブレーキ事業譲受については、公正取引委員会 による承認を前提する。
今後は、基本ブレーキの最適な生産体制の構築や新製品開発などで連携をさらに強化し、アイシングループ一体となってブレーキ事業の競争力向上をめざす。

1.アドヴィックスから豊生ブレーキへの出資について
豊生ブレーキの主力製品であるドラムブレーキは、当面、中国やタイなど新興国を中心に緩やかな市場の伸びが期待されるが、日本を含む先進国市場においては、電動化の進展にともない、今後、電動パーキングブレーキ化されていくことが見込まれる。このようななか、ドラムブレーキ事業を含む基本ブレーキ事業全般における競争力強化を図るため、豊生ブレーキとの連携を強化する。アドヴィックスは豊生ブレーキの第三者割当増資を引き受けて子会社化することにより、自社工場、生産子会社であるASブレーキシステムズ株式会社、豊生ブレーキの3社の間で、機動的な生産体制の整備を推進する。
また、開発面においてもアドヴィックスと豊生ブレーキの連携を強化し、今後の電動化への対応を含めた基本ブレーキ事業の開発体制の強化を図る、

豊生ブレーキの資本金、持株比率の変更は、以下のとおり
・資本金について
現在の資本金:1,200百万円(12億円)
増資後の資本金:6436百万円(64億3600万円)
※単位:百万円、切り捨て
・持株比率の変更について
出資会社 現在 変更後
アイシン精機株式会社 53.1% 26.5%
トヨタ自動車株式会社 46.9% 23.4%
株式会社アドヴィックス - 50.1%

2.日清紡ブレーキのドラムブレーキ事業譲受について
基本ブレーキ事業の競争力強化を狙いに、ドラムブレーキを主力製品として保有する豊生ブレーキが日清紡ブレーキのドラムブレーキ事業を譲り受け、生産性の向上を図りつつ、グローバルに最適な生産体制を構築していく。

3.実施時期
1豊生ブレーキの第三者割当増資および持株比率変更:2018年2月末(予定)
2日清紡ブレーキのドラムブレーキ事業の譲渡:2018年2月末(予定)

(公正取引委員会の承認を前提)

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