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フォルクスワーゲンの「エア・ケア・クリマトロニック」が空気をきれいにする さようなら、花粉症!VWのエア・ケア・クリマトロニックってなに?

  • 2017/09/03
  • Motor Fan illustrated編集部
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ドイツでも花粉症に悩まされる人がたくさんいる。統計によれば、5人にひとり(20%)が花粉アレルギーを発症するという。日本でも約25%の人が花粉症に悩んでいるという。VWは、エア・ケア・クリマトロニックという技術で花粉症対策を行なうという。(ドイツでのプレスリリースより)

みんなと一緒にドライブを楽しむことは、よい気分になる。夏の景色、森林や草原は外を通り過ぎる。しかし、静けさは車内から甲高いくしゃみにより粉砕される。子供たちは目をこすり、ドライバーもくしゃみしている。木、草、花粉。花粉症。

これらは、すべて典型的な夏のきびしい試練だ。ドイツのアレルギー被害者と喘息協会(DAAB)によると、すべてのドイツ人の約20パーセントは、彼らの生活のなかで花粉アレルギーを発症する。多数のアレルギー誘発要因のうちのひとつは真菌胞子である。それは夏と秋の外気に、しばしば存在する。これに考慮してフォルクスワーゲンは、特別なオートマチック・クライメート・コントロールシステムを開発した。この「エア・ケア・クリマトロニック」は、汚染物質を車内に侵入することを防ぐ。

空気清浄システムは、新しいポロやアルテオンだけでなく、すべての現在のゴルフ、トゥーラン、ティグアン、パサートで利用できる。それは、従来の花粉フィルターよりも効果的なアクティブバイオジェニックフィルターを備えた空気品質センサーを使う。また、アクティブバイオジェニックフィルターは、真菌の胞子や微小アレルゲンが車内に入るのを防ぐ。

エアコンメニューで、エア・ケア機能が有効になると、新鮮な空気が導入され、室内の再循環空気の割合を混合してきれいにする。そして、車内の空気の品質が一定の高いレベルで安定し、使用され最適化が図られる。さらに、空気品質センサーは、外気中の過剰な汚染物質を排除し、必要に応じて再循環モードに切り替えるので、自身の排気ガスやウォッシャー液の匂いが車内に入らないようにする。

エアコン調整には、個人の好みに合わせて3つの異なる設定(「弱」、「中」、「強」)がある。例えば、「弱」設定は、幼い子供を持つ家族のために考えた。フォルクスワーゲン内部の気温は、太陽と湿度センサーによっても微調整される。後者は、湿度レベルを確実に保ち、ウィンドウが曇ることを防止する。

エア・ケア・クリマトロニックは、新しいポロと2ゾーンエアコン(運転席と助手席用)備えたすべてのゴルフで利用できる。また、トゥーラン、ティグアン、パサート、アルテオンは、3ゾーンシステム(後席用の個別調整を追加)で利用できる。

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