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  • 2018/02/05
  • Motor Fan illustrated編集部

ホンダ:『第7回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞』受賞について

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i-DCD 駆動モーター用ローター
大同特殊鋼、その完全子会社であるダイドー電子と本田技研工業の完全子会社である本田技術研究所の3社は、「世界初、重希土類完全フリー ハイブリッド車(HEV)用熱間加工ネオジム磁石および駆動モーターの開発」の業績に対し、「第7回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞」を1月15日(月)に受賞した。表彰式は5日、東京都内のホテルにて行われる。

重希土類完全フリー磁石

ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰する制度で、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省の4省が連携し、平成17年の創設後、隔年で開催されている。

今回、独自の熱間加工法により、高保磁力、高耐熱性を有する重希土類完全フリーのネオジム磁石を開発し、世界で初めて量産化を実現したこと。さらに、その材料技術に加え、駆動時の磁石への負荷を軽減するモーター設計技術の両面からのアプローチにより、従来と同等性能のハイブリッド車用駆動モーターを重希土類完全フリー磁石で実現したことが評価され、受賞に至った。世界で初めて実用化された本技術は、Hondaのハイブリッド車で2016年9月に販売されたFREED(フリード)をはじめ、2017年発売のFIT(フィット)、GRACE(グレイス)、SHUTTLE(シャトル)の各ハイブリッド車、そして、今月中旬にマイナーモデルチェンジし発売するVEZEL(ヴェゼル)のハイブリッド車にも搭載され、今後も車種を拡大していく予定。

本技術により、ネオジム磁石の適用拡大に際し課題であった重希土類元素の制約から脱却したことで、その資源リスクを回避、調達ルートの多様化を図ることが可能となる。



○経済産業大臣賞 製品・技術開発部門
・受賞案件名:「世界初、重希土類完全フリー HEV用 熱間加工ネオジム磁石および駆動モーターの開発」
・受賞者 / 所属企業名
宮脇 寛(みやわき ひろし) / 大同特殊鋼株式会社
及川 貴司(おいかわ たかし) / 株式会社 ダイドー電子
服部 篤(はっとり あつし) / 株式会社 ダイドー電子
加藤 龍太郎(かとう りゅうたろう) / 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
清水 治彦(しみず はるひこ) / 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
相馬 慎吾(そうま しんご) / 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
中澤 義行(なかざわ よしゆき) / 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター

○第7回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞・特別賞 受賞式について
・日時:2月5日(月)18:30〜
・場所:ANAインターコンチネンタルホテル東京
・参考:経済産業省ホームページ リンク http://www.meti.go.jp/

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