次世代自動車の回生ブレーキに最適 アルプス電気:2出力ブレーキペダルポジションセンサを開発
- 2018/09/10
- Motor Fan illustrated編集部

アルプス電気は、2出力ブレーキペダルポジションセンサ「RD1030211」を開発、量産を開始した。
LMC Automotive社の調査によると、世界乗用車販売における電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車などの構成比は2030年までに50%近くになると予測されており、今後も、開発が急速に進む中国などを中心に、普及が進んでいくと予想される。
これら次世代自動車には、減速時の車輪の回転力を走行用の電気エネルギーへ変換する回生ブレーキシステムが採用されている。この回生制動を効率良く発生させるためには、ブレーキペダルの踏み込み量情報が重要となるが、従来の1出力タイプではブレーキランプ点灯用との同時出力ができず、セットメーカー側の設計において不便があった。
こうした背景を踏まえ、アルプス電気は2出力タイプのブレーキポジションセンサ「RD1030211」を中国市場向けに開発。ブレーキランプ点灯と回生ブレーキシステムの両方へ電圧出力が可能となり、次世代自動車のコンパクトな設計に貢献している。
また、従来品の1出力タイプでも好評だったアナログ検出方式を本製品でも踏襲。取り付け時の位置ズレを電子的にキャリブレーション処理するため、スイッチ検出タイプで発生していた物理的な位置調整が不要となり、客先の生産工程の省力化を実現している。
なお、本製品は、従来品において2003年から累計7000万台を市場に送り出している実績がある。この度、2出力タイプを拡充することで、アルプス電気は次世代自動車の普及に寄与していく。
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebこれが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費が劇...
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形往復...

日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に洗練...
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこそ光...
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4とリフ...
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計ってみた...
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chapter2...

マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善手法...

マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエンジン...

ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態

林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えてくだ...

マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレインだ...
3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! スーパーカブのエンジンが壊れない理由……のひとつ...

3分でわかる! マツダのSKYACTIV-X(スカイアクティブ-X)ってな...

スーパーカブとクロスカブの運転が楽しいのは自動遠心クラッチ付...

ホンダCB1100の並列4気筒にはなぜV8のようなドロドロ感があるのか...

ホンダ・シビック タイプRの謎、4気筒なのになぜマフラーが3本?
