シェフラー: 三菱電機とのグローバルな戦略的パートナーシップを発表
- 2019/04/15
- Motor Fan illustrated編集部

三菱電機とシェフラーテクノロジーズAG & Co. KGは、三菱電機の「e-F@ctory Alliance」ネットワークの一環としてのグローバルな戦略的パートナーシップを発表した。両社は2010年から「e-F@ctory Alliance」のパートナーで、ヨーロッパおよびアジア諸国でプロジェクトを遂行していたが、今後はグローバルなレベルで協力を強化していく。
「e-F@ctory Alliance」は三菱電機が推進するFAパートナープログラム。マシンおよびプラントデータのMES(製造実行システム)、ERP(総合基幹業務システム)への統合など、デジタルトランスフォーメーションの枠組み内でさまざまな手段を提供し、企業をサポートする。
シェフラーAG インダストリアル部門担当CEO ステファン・スピンドラー博士は「持続的な付加価値を持つインダストリー4.0ソリューションをお客様に提供するには、異なる企業間での協力が必要不可欠です。シェフラーと三菱電機の専門知識とノウハウを利用し、顧客や市場のニーズに合わせたインテリジェントなソリューションを提供できるようになります」と説明している。
三菱電機執行役員 FA海外事業部長 清水則之氏は「これまでヨーロッパおよびアジア諸国において共同でプロジェクトを遂行してきました。今後、グローバルレベルで、より一層連携を強化・拡大していきます」と述べている。
シェフラーと三菱電機は、マシンのダウンタイムを低減し、生産性を最大限に高めるインダストリー4.0ソリューションを協力して作り出している。例えば、シェフラーの状態監視システムに実装されている機械用のプロトコルであるSLMPを活用し、振動センサーは三菱電機のPLCと双方向で通信し、特定された固有値を伝送できる。PLCはデータを処理して情報に変換。変換された情報は、平文のメッセージとしてディスプレイに表示される。また、統合レベルの追加により、状態監視システムをネットワークケーブルとModbusプロトコルを介して適切なプラントのPLCに接続できる。
シェフラーは、メカトロニック製品、状態監視システム、デジタルサービスを組み合わせて、アプリケーション固有の4.0ソリューションパッケージを形成するコンセプトに貢献している。これらのコンセプトは、常にシステム全体の有効性に重点を置いた、カスタマイズされた製品とサービスを生み出す基礎となる。
三菱電機は、PLC、インバータ、ロボット、サーボ、HMIを含む、さらなる生産性と品質を工場にもたらす幅広いファクトリーオートメーション技術と処理技術を提供している。
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費が劇...
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形往復...

日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に洗練...
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこそ光...
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4とリフ...
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計ってみた...
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chapter2...

マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善手法...

マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエンジン...

ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態

林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えてくだ...

マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレインだ...
3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! スーパーカブのエンジンが壊れない理由……のひとつ...

3分でわかる! マツダのSKYACTIV-X(スカイアクティブ-X)ってな...

スーパーカブとクロスカブの運転が楽しいのは自動遠心クラッチ付...

ホンダCB1100の並列4気筒にはなぜV8のようなドロドロ感があるのか...

ホンダ・シビック タイプRの謎、4気筒なのになぜマフラーが3本?
