ATOUN:ワイヤーアシスト技術で腕の動きをアシスト
- 2019/12/18
- Motor Fan illustrated編集部

ATOUNは、JALグランドサービスの協力のもとで実証実験を行いつつ開発を進めている、パワードウェア「ATOUN MODEL Y」用の腕の補助パーツ “kote” のプロトタイプを「2019国際ロボット展」に出展する。「kote」を公的な場で一般公開するのは今回が初。
荷物などの運搬にかかわる作業現場では、持ち上げる対象物の形状はさまざまで、作業内容も荷物の上げ下ろしだけでなく、コンテナの扉の開閉やメモの記入など多岐に及ぶ。そのため腕のサポートにも、人の動きを妨げずに、必要なときに必要な力を加えてくれる、柔軟で滑らかなアシスト機能が要求されている。こうした課題を踏まえて、JALグランドサービスの協力のもとで空港の手荷物搭載業務での実証実験を行い、全身の動きをセンシングして動作意図を読み取り、かつ人の腰・腕の動きに追従する腕のサポートを実現したのがプロトタイプkote。現場で求められる複雑な動きや、両腕を左右別々に制御できる機能も兼ね備えている。
koteは、販売中のパワードウェアATOUN MODEL Yに追加で取り付けることができるパーツ。MODEL Yとkoteを併用することで、腰と腕の両方をサポートすることができ、作業時の上半身の負担をトータルで軽減するとともに、作業効率の向上にも貢献する。
すでに腰用のパワードウェアATOUN MODEL Yを利用し、腕のアシストを要望する多数のユーザーの期待に応えるべく、2020年度中の製品化を目指す。2020年春より事前予約の受付開始を予定している。
■ パワードウェア:人間のパワーを引き出すモータを使用した、 ウェアのように軽い「着るロボット」。
■ ATOUN MODEL Y:床面付近から腰の高さでの荷物の持ち上げ下げの際に、 腰の負担を軽減する、 着るロボット。http://atoun.co.jp/products/atoun-model-y
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanweb水平対向と星型とロータリーエンジン特集

スバル新型レヴォーグの新1.8ℓ水平対向4気筒ターボCB18 vs マツダ...
スバルの1.8ℓリーンバーンターボ「CB18型」とはどんなエンジンか...

1.8ℓ直噴リーンバーンターボ! 次期スバル・レヴォーグから始まる...

内燃機関超基礎講座 | 星型エンジン、その複雑で精緻な構造

内燃機関超基礎講座 | 直噴技術がロータリーエンジンを救う? DIS...

いま再びマツダの水素ロータリーエンジンへの期待「REは水素燃料...
ホンダエンジンの技術力は凄い|内燃機関超基礎講座特集

内燃機関超基礎講座 | V型5気筒という奇妙なエンジンの理由[ホン...

内燃機関超基礎講座 | ホンダが作った「本当のアトキンソンサイク...

内燃機関超基礎講座 | NA時代のタイプRが搭載していた2.0ℓエンジ...

内燃機関超基礎講座 | ホンダ F1 エンジンのコンロッド 高い燃焼...

内燃機関超基礎講座 | ホンダ初代NSXのエンジン[C30A/C32B]虎...

内燃機関超基礎講座 | ホンダのユニークな気筒休止システム[VCM...
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chapter2...

マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善手法...

マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエンジン...

ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態

林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えてくだ...

マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレインだ...
3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! スーパーカブのエンジンが壊れない理由……のひとつ...

3分でわかる! マツダのSKYACTIV-X(スカイアクティブ-X)ってな...

スーパーカブとクロスカブの運転が楽しいのは自動遠心クラッチ付...

ホンダCB1100の並列4気筒にはなぜV8のようなドロドロ感があるのか...

ホンダ・シビック タイプRの謎、4気筒なのになぜマフラーが3本?
