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帝人:ゴム補強繊維に用いる環境に配慮した接着剤を開発

  • 2020/03/06
  • Motor Fan illustrated編集部
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帝人フロンティアは、レゾルシン・ホルムアルデヒド(RF)を含まない、環境に配慮したゴム補強繊維向けの接着剤を開発した。帝人フロンティアは、環境活動指針として「THINK ECO」を掲げ、衣料から産業資材まで幅広い用途で地球環境に優しい活動を実践している。このたびのゴム補強繊維に使用する接着剤は、この指針に沿って開発されたものであり、今後、これにより環境負荷低減に貢献するソリューションを提供していく。

 タイヤをはじめとするゴム製品において、その強度や形態安定性などを保つために使用する補強繊維の生産工程では、長年にわたり、接着性に優れるレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)接着剤が使用されている。しかし、近年の環境や安全に対する意識の高まりから、身体に有害とされるRFを含まない接着剤のニーズが急速に高まっていた。

 こうした中、帝人フロンティアは、RFを使用せずに同等の接着性能を有する、ゴム補強繊維向けの環境に配慮した接着剤を実現した。このたび開発した接着剤は、RFの代替として高分子化合物を使用することにより、ゴム補強繊維の接着加工プロセスで環境負荷低減に貢献することができる。また、繊維およびゴムとの親和性が良好であることから、従来のRFL接着剤と同等の接着性能を実現した。

 一般に使用されているRFL接着剤は、化学反応によりRFが網目状となり、接着剤成分であるラテックスと複合することで良好な接着性能が発現している。これに対し、このたび開発した接着剤は、RFの代わりに配合した高分子化合物の分子間の相互作用が網目を形成することで、RFL接着剤と同等の接着性能を実現する。

 タイヤやベルト、ホースをはじめとする幅広い用途に向けて展開を図るとともに、多種多様なゴムに対応できるよう、さらに開発を進めていく。2020年よりこの接着剤を使用したゴム補強繊維の試験生産を開始し、2028年にはライセンス生産を含め、年産20万トンを目指す。

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