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愛知製鋼:岐阜工場のパワーカード用リードフレーム第2ラインが竣工

  • 2020/05/01
  • Motor Fan illustrated編集部
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愛知製鋼は、岐阜工場においてパワーカード用リードフレームの第2ラインを建設し、4月30日に竣工式を執り行った。

 パワーカードとはパワー半導体が複数セットされたカード型のパワーモジュールで、車1台に複数枚が使われている。ハイブリッド車や電動自動車など、電気を動力とする車には、モータの電力制御などを行うパワーカードが搭載されており、リードフレームはパワーカードを構成する必要不可欠な放熱部品である。愛知製鋼では、 電動化の加速度的な進化に対応するため、リードフレームを扱う電子部品事業を、スマートカンパニーの基幹事業の一つと位置づけ、顧客からの需要増と製品技術の高度化ニーズに 貢献すべく取り組んでいる。

 今回竣工した第2ラインは、4S(Simple、Slim、Short、Straight)にこだわり、生産性を2割向上させた一貫自動ラインで、更なる需要の増加を見据え、形状の多様化や量の変化に柔軟に対応しながら、多品種の製品を高品質かつタイムリーに生産できるライン設計としている。これにより、岐阜工場の生産能力は、2018年に設置した生産ラインと合わせて2倍となり、 知多工場を含めた同社全体のリードフレームの生産能力は2017年比で約3倍となる。そして、生産能力向上および二拠点化によるBCP(事業継続計画)対応により、顧客によりいっそうの安心と信頼を届ける生産体制となる。

1)所在地:愛知製鋼株式会社 岐阜工場内(岐阜県各務原市鵜沼大伊木町3丁目36番地)
2)生産品目:パワーカード用リードフレーム
3)生産能力:180万個/月(車輌6万台/月分)岐阜工場全体で360万個/月(車輌12万台/月分)
4)投資額:約15億円

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