シンプルなウェイクアップワードである「こんにちは、フォルクスワーゲン」という発話で起動するVWの新しいインタラクティブな音声インターフェースは、Cerence Drive 2.0を活用する。Cerence Drive 2.0は、セレンスの組み込み、およびクラウドによる自然言語理解と音声合成の最高の技術が統合されたソフトウェアスタックで、高速でインテリジェントな最高レベルのAIアシスタントプラットフォーム。今後VWは、セレンスが提供する車内環境に不可欠な、マイク入力からのノイズを除去する一連の音声信号処理技術も採用する予定。システムは使用コマンドと行動履歴からドライバーの好みを常時学習し、時間の経過とともにアシスタントとの直感的なインタラクションが可能。
フォルクスワーゲンブランド エレクトリック/エレクトロニクス研究部門長アクセル・ハインリッヒ(Dr. Axel Heinrich)博士は、次のように述べている。
「私たちの次世代インフォテインメントシステムは、イノベーションとユーザーエクスペリエンスを再定義する上で極めて重要です。私たちは、セレンスとの長期的なパートナーシップとコラボレーションを継続し、Cerence Drive 2.0プラットフォームを活用することで、高速かつ高精度な対話型AIインタラクションをドライバーに提供できることを嬉しく思います」
セレンスのCEOのステファン・オルトマン氏(Stefan Ortmanns)は、次のように述べている。
「VWは、長年にわたってドライバーに主眼をおいた画期的なイノベーションを創出してきました。次世代のVWインフォテインメントシステムもその例外ではありません。運転中のドライバーの安全性と生産性を向上し、直感的な音声対話の新時代を切り開くVWと提携することを誇りに思います」
米国で販売中のVWゴルフ8 GTIは、次世代インフォテインメントシステムを搭載した同社初のモデル。このアップデートは、2022年初頭にOTAアップデートで他のモデルにも提供される予定。