2030年の水素発電商用化に向けてガスタービンの水素混焼・専焼実証が計画されており、これにともない大型の液化水素気化器も必要となる。本事業においては、KOBELCOの液化天然ガス気化器で実績のある中間媒体式気化器の要素技術を活かして、冷熱回収型液化水素気化器の小型実証機を試作し、液化水素を用いた実証試験を行なうことで液化水素気化器の伝熱性能や機械的データを取得し、大型化に向けた基盤開発を行なうものである。
KOBELCO:「液化水素冷熱の利用を可能とする中間媒体式液体水素気化器の開発」がNEDOの「水素社会構築技術開発事業」に採択
KOBELCOは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から公募された「水素社会構築技術開発事業」の大規模水素エネルギー利用技術開発プロジェクトにおいて液化水素の受け入れ基地に必要な機器の大型化に関する開発として、「液化水素冷熱の利用を可能とする中間媒体式液体水素気化器の開発」(以下、本事業)を提案し、2022年3月9日に採択されている。