電気自動車(BEV)か水素の存在感を増していくのか。『人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA』 | 31枚目の写真(全32枚)
インテリジェント・エナジー(Intelligent Energy)社の「IE-DRIVE」。燃料電池はバス・トラック向けに設計されているが、定置型にも応用できるという。IE-Drive HDの出力は100kW、重量は270kg、容積は460ℓだ。
ボルグワーナーの燃料電池用コンプレッサー。ターボチャージャーの技術が活きる領域だ。
豊田合成はトヨタMIRAIの高圧水素タンク(70MPa)を開発している。タンクは樹脂ライナー、CFRP層、GFRP層の3層構造になっている。
高圧水素供給バルブはジェイテクトが供給している。
ホンダとGMの共同揮発による次世代FCシステムのプロトタイプ。
ホンダがいすゞと組んで開発を進めるFC大型トラック。クラリティFCEVのパワーユニットを活用して、600kmの航続距離を目指す。
フォレシア(Faurecia)の小型商用車(ワゴン車)向け水素貯蔵システム。もちろん70Mpaだ(充填時の最高圧力は87.5MPa)。最大充填サイクスは22000回。
ジェイテクトの高圧水素バルブ・減圧弁。耐圧性能、信頼を維持したまま小型軽量化に成功。供給流量の向上を実現した。左上が水素高圧バルブ。手前が高圧水素減圧弁
FEVが開発する水素燃焼エンジン。水素だけでなくさまざまなだいたい燃料に対応するための開発が続けられている。
FEV Breeze Fuel Cell 固体高分子型燃料電池で出力は30kW。
IAVも水素エンジンを開発する。
模型の白い部分が13ℓ直6水素エンジン。ディーゼルや天然ガスエンジンからの転用を想定。青い部分が廃熱回収と冷却システム。グレーの部分が12速DCT(トランスミッション)。そしてグリーンの部分がNO₂処理システムだ。
バスやトラックはバッテリーEVではなく水素を使う方が現実的、という考え方は共通しているようだ。高圧水素タンクはこのように搭載することを想定している。