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CA9000は、Android OSを採用、バス事業者向けの多様なアプリケーションによりバス内の各種ワンマン機器(LED行先表示器、料金箱、運賃表示器、整理券発行器)との連動、制御や乗客へのリアルタイムな案内放送を行うことができる。乗客への注意喚起放送の他、乗務員向けの早発防止を始めとする注意喚起やスターフ機能、放送機能などもニーズに合わせカスタマイズが可能。将来の拡張性に備え、SDXC対応SDメモリカードスロット、USB端子、Ethernet端子を装備、さらには3D加速度・ジャイロセンサーを内蔵している。また、豊富なオプション機能をラインアップする。オプション機能のひとつであるOTA(無線通信、2023年度の対応を計画)機能はAGS運行データ、AGSアプリケーションを自動更新でき、ソフトウェア更新の煩わしさを大幅に軽減できる他、さまざまな運行データを元にバスロケーションシステムと連携し、データ活用した安全運行をサポートする。
CK5000は、CA9000専用の系統設定器である。運行に関わる様々な情報を乗務員に表示伝達するため、IPS液晶の採用で高輝度・広視野角による見やすさの向上、静電式タッチパネルによるスムーズなフリック操作では、乗務員が手袋装着時でも操作可能なチューニングが施されている。HDカメラ/アナログカメラの自動識別機能つきの2系統のカメラ入力に対応する。
音声合成放送装置「CA9000」 オープン価格、2022年6月下旬発売
タッチパネル式系統設定器「CK5000」オープン価格、2022年6月下旬発売
CA9000の主な特長
・ 注意喚起機能
放送動作をトリガーに、経路間違いしやすい箇所などを画面上に画像や文字を使った注意喚起案内を表示する。
・ 乗降センサー対応
乗降センサー(カメラセンサー/赤外線センサー)と接続し、乗降人数をカウントする。専用ソフトやバスロケーションサービスとの併用で、混雑度表示などのサービス提供や、データ解析結果を可視化した運行効率化などを実現。
・ デジタルサイネージ表示機能
FHDまでの画像出力に対応。運賃表示、画像表示等、乗客へより詳細に情報を提供する。運行データとの一元管理もできる。
・ 充実したインターフェース
AGS-Net、RS-232C、USB、リレー接続を装備し、現行システムとのコンパチビリティを維持。Ethernet端子を装備し、将来のシステム拡張に対応。
・ 3D加速度・ジャイロセンサー内蔵
GPS測位機能に加え、3D加速度センサー、ジャイロセンサー内蔵。機能拡張にも対応。
CK5000の主な特長
・ 7インチカラー液晶
IPS液晶とLEDバックライトの組み合わせにより、高輝度・広視野角を実現。
・ 静電方式タッチパネル採用
スムーズなタップやフリックが可能。手袋をしたままでも操作できるようチューニングされている。
・ 機能別に集約した使いやすいキーレイアウト
カメラ切替、系統設定、各種設定が一貫して操作できるキーレイアウトを採用。
・ HD方式/アナログ方式対応カメラ入力
HD方式/アナログ方式を自動判別できるカメラ入力端子を2系統装備。2系統のカメラ映像を切替えて表示する。
・ スピーカー内蔵
注意喚起との併用など、乗務員に近い位置での音声出力を行う。
システム概要
簡易システムから、便利で業務効率改善の高機能システムまで、バス事業者の独自ニーズに合わせて、ソリューションを提案