物流業界の抱える、少子高齢化や 2024年問題に起因した「モノが運べなくなる」という社会課題に対し、NLJ は20社のパートナー企業とともに、各社の専門的な知見・技術を活用した高効率輸送スキームの構築を推進している。このスキームにおいては、業種業態を超えた様々な荷主様から持ち込まれた荷物を、効率よく幹線輸送ができるように積替え拠点(クロスドック)にて荷下ろし/荷積みを行っており、今回の実証は、この作業の自動化(=自動荷役)により省人化の実現を目指すものになる。将来の自動クロスドック(結節点)運用に向けた自動荷役技術の開発や課題の抽出が共同で行なわれる。
昨年は豊田自動織機の協力の下、自動運転フォークリフトを使用した実証が行われ、一定条件下にて有人より精度の高い作業が実現された。本年度は、NLJ の荷役オペレーションを想定し、自動運転フォークリフトに加え、新たにアイシンの協力の下、自律走行搬送ロボットを使用した実証が12月初旬より行われる。
実施概要
・豊田自動織機製自動運転フォークリフトを使い、NLJ の運行を想定した車両/積み付けパターンでの荷下ろし/荷積み
を実証
・アイシン製自律走行搬送ロボットを使い、自動運転フォークリフトと連携した荷捌き場への荷下ろし/荷積みを実証
■3社が目指す姿と今回の実証
※赤字:今回の実証範囲
■今回の実証パターン
■各社の役割