目次
オリジナル材料の特長
■『Bamboo+』(ミロクテクノウッド、高知県との共同開発)
自動車用の竹ステアリングホイール※の開発と製造を手がけてきた関連会社のミロクテクノウッド(高知県南国市)と高知県との共同開発で、オリジナルの工法を用いて竹と熱可塑性プラスチックを複合させた、環境に配慮した新材料。今回開発されたこの新材料は、化石資源由来のプラスチックに比べて CO₂発生量を減少させてカーボンニュートラルに寄与するとともに、成形時のソリの低減を実現。また、自動車室内部品に対応可能な、木質系複合材料特有の臭いの抑制も実現している。原材料に竹林整備で伐採された竹を使用でき、事業活動を通じて森林環境保全にも貢献できる新材料となっている。
※ステアリング事業は豊田合成と協業している。
その他の竹材料アイテム
■各種竹加工製品
竹の工業利用例として、東海理化やミロクテクノウッドがこれまで手がけてきた竹ステアリングホイールやインテリアグッズなど、高度な切削加工技術と塗装技術で作られた製品がラインナップされている。
■竹フェイクレザー
フェイクレザーの表皮プラスチックと竹を複合させて開発した材料。本材料は、複合させる竹繊維の前処理とプラスチック種の組み合わせを調整することで、他のフェイクレザーにはない触感・意匠性を付与したものとなっている。
展示会概要
「第 2 回 サステナブルマテリアル展」(第 13 回高機能素材 Week 内)
・会期:12 月 7 日(水)~9 日(金)
・場所:幕張メッセ 小間番号 15-5