米国日産がロサンゼルス港から新車を配送するルートにBEV大型トラックを試験導入

日産の北米部門はロサンゼルス港からロサンゼルス地域の日産ディーラーへ新車を配送する大型トラックに、試験的にバッテリー電気自動車(BEV)の大型トラック2台を導入していることを発表。物流パートナーであるワレニウス・ウィルヘルムセン社と協力し、ロサンゼルス港から運行するトラックをサポートするための充電ソリューションも活用している。

カーボンニュートラルは新車配送トラックから

日産の北米部門は、ロサンゼルス港からロサンゼルス地域の日産ディーラーへ新車を配送する大型トラックに、試験的にバッテリー電気自動車(BEV)の大型トラック2台を導入していることを発表した。また、北米日産は物流パートナーとして連携しているワレニウス・ウィルヘルムセン社と協力し、ロサンゼルス港から運行するトラックをサポートするための充電ソリューションを導入した。

この実証プロジェクトは、北米日産とその物流パートナーが車両配送に電気自動車を使用することについて理解を深めるためのものとして実施されている。4台のBEV自動車運搬用トラックによる最初のトライアルに続き、北米日産はロサンゼルス地域にさらにトラックを配備する予定としている。これらのプロジェクトから得られた教訓をもとに、北米日産は最終的に様々な物流用途でBEVトラックの使用を開始することができるようになるという。

2030年までに販売台数の40%を電動車に

北米日産は、新車のディーラーへの輸送に全電気式大型トラックを使用する最初の自動車メーカーのひとつとして、2050年までに事業全体でカーボンニュートラルを達成するというコミットメントを推進させている。2050年までに事業全体でカーボンニュートラルを達成するためのマイルストーンとして、2030年までに米国での販売台数の40%を電動化する「アンビション2030」計画を推進。北米日産は、すべての人に利用しやすい電動モビリティの提供を目指して電気自動車を発売するとともに、事業の他の部分からの排出を削減する機会を探っている。日産は「アンビション2030」計画の一環として、2030年までに米国での販売台数の40%を電動化することを目標としており、さらに電動化を進める予定としている。

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