今回合意された共同開発において、スズキの四輪駆動車「ジムニー」のラダーフレームをベースに、Applied EVの自動運転車両プラットフォーム「Blanc Robot」(ブランクロボット)を、統合制御システム「Digital Backbone」(デジタルバックボーン)で制御する電動台車の開発が行なわれる。また、電動台車の生産および普及に向けたビジネスモデルの開発や、ブランド力の向上にも注力する。
なお、共同開発の合意に先立ちスズキは同社のコーポレートベンチャーキャピタルファンド「Suzuki Global Ventures」(スズキグローバルベンチャーズ)を通じてApplied EVに追加出資。今後、両社の関係はさらに強化され、次世代モビリティ用ソフトウェア関連技術の開発が推進されていく予定だ。
■Applied Electric Vehicles Ltd概要
- 本社:オーストラリア ビクトリア州メルボルン市
- 事業概要:モビリティ分野のソフトウェアの開発・提供
- 代表者(CEO):Julian Broadbent
- 創立:2015年
- 技術:車載電装部品の点数と複雑さ、車両コストを低減しながら、ソフトウェアによって車両の機能を向上させる統合制御システム「Digital Backbone」(デジタルバックボーン)。食料品や荷物などの配送から産業での使用まで、商用車の様々な用途に対応できる車両プラットフォーム「Blanc Robot」(ブランクロボット)。