北米トヨタ、米国トラックメーカーPACCAR社と水素燃料電池トラックの協業を拡大

米国ワシントンに本社を置く大型トラックメーカーPACCAR(パッカー社)と、トヨタの北米部門のトヨタモーター・ノースアメリカ(以下、トヨタ)は、トヨタの次世代水素燃料電池モジュールを搭載したゼロエミッション・水素燃料電池(FCEV)ケンワースおよびピータービルトトラックの開発・生産に関する共同作業の拡大を発表した。

今回のPACCARとトヨタの契約拡大は、トヨタの水素燃料電池パワートレイン・キットを搭載したケンワースT680およびピータービルト579のゼロエミッション・バージョンの開発・商品化を継続的に支援するもので、2024年に最初の顧客納入が予定されている。次世代水素燃料電池モジュールツ歳のゼロエミッションモデル生産拡大を図る。

PACCARとトヨタは、過去数年にわたりFCEVトラックの開発で協業しており、ロサンゼルス港に10台のケンワースT680 FCEVトラックを配備するパイロットプログラムも成功させているす。このパイロットプログラムでは、ケンワースとトヨタの両社に実社会でのフィードバックを提供し、車両の性能と航続距離がさらに向上されている。大型商用車向けに設計されたトヨタの大型燃料電池電気パワートレイン・キットは、最近、カリフォルニア大気資源局(CARB)からゼロエミッション・パワートレインの認定を受けている。トヨタは、2023年後半に米国でモジュールの組み立てを開始する予定。

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