ディンゴルフィング工場にて新型5シリーズ・ツーリングの生産が開始。
BMWグループのディンゴルフィング工場は、新型5シリーズ・ツーリングの生産開始を発表した。この新型車は、ガソリン、ディーゼル、プラグイン・ハイブリッドだけでなく、完全な電気自動車も搭載した、このセグメント初のプレミアム・モデルである。BMW i5ツーリングは、ディンゴルフィング工場で3年以内に量産が開始される4番目のオール・エレクトリック・モデルとなる。
1991年に初代が発表されて以来、ニーダー・バイエルン州のディンゴルフィング工場はBMW 5シリーズ・ツーリングの唯一の生産拠点となっており、これまでに120万台以上が生産ラインから送り出されている。先代モデル同様、新型BMW 5シリーズ・ツーリングは、駆動方式を問わず、BMW5シリーズ・セダン、BMW 4シリーズおよび6シリーズ・モデルとともに、1つの生産ラインでフレキシブルに生産される。ニューBMW5シリーズ・ツーリングのための工場投資額は約8,000万ユーロ(≒130万円)にのぼる。
2023年の生産台数は約29万2,000台にも達しており、ディンゴルフィングは自動車の生産だけでなく、プレス部品やシャーシ、駆動システムなどの部品も製造。プラグイン・ハイブリッドおよび完全電気モデルの生産に必要な電気モーターと高電圧バッテリーを世界中のBMWグループ工場に供給している。