ヤンマーアグリは、日本の農業が直面する課題に対して、自動運転技術を活用したロボット農機の開発を進めている。特に、農家の高齢化と人手不足という深刻な問題に対応するため、効率的な作業が可能な自動運転技術が注目されている。
現行のロボットトラクターは、農業機械の自動化レベルで「レベル2」に該当し、一部の作業は無人で行えるものの、完全無人の「レベル3」はまだ実現していない。レベル3においては、周辺環境のセンサリングと危険回避機能が不可欠であり、遠隔での監視や制御技術も求められる。しかし、その最大の課題は信頼性の高い通信技術の確立である。通信の遅延が作業の精度に大きく影響を与えるため、これを克服することが重要だとされている。
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