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本当はヘッドライトをリトラにしたかったらしい・・・
完成度が高すぎるキャリィ改テスタロッサ仕様
農家御用達の軽トラ“スズキ・キャリィ”を、本来の使い方とは真逆の“放蕩息子仕様”に仕上げてしまったのが、この珍チューンド。その名も「エッサホイサ 」。ネーミングだけは、働くクルマとしてのプライド(!?)が残されているのもポイントだ。
ボンネットはダクトを開けたFRP製。ヘッドライトをリトラクタブル化してさらなる目立ち度アップを考えたものの、馬鹿らしくなってこのスタイルに落ち着いたそう。ボディカラーは、もちろんフェラーリ純正のロッソコルサだ。
絞り込まれたサイドダクト。まさしくスーパーカーのイメージをそのまま表現している。よくよく考えてみると、このキャリィは2シーターFRターボ。パッケージだけはド直球のスポーツカーなのである。
テールランプ周りもルーバー装備でスーパーカーの雰囲気満点。テールランプはコルベットのものを流用している。
マフラーは軽トラとは思えないスクエアの4本出しで、スポーティで迫力あるチューニングサウンドを奏でていた。
室内はインパネ周りをボディ同色にペイントしてドレスアップ。シートは左右ともレカロのセミバケに変更済みだ。
製作を手がけた大阪のC-CUPは元々バイクのカウルを作っていたビルダーだけに、FRPの作り込みは非常に綺麗。荷物を一切積むことができないフルカバー仕様の荷台を含め、まさに遊び心を体現したような変態チューンドである。(OPTION 2001年4月号より抜粋)