ソアラ 誰が見てもソアラになるデザインエッセンス再検証・3本ピラーの上方一致とサイドガラスの6:4比率【時代の名車探訪 No.1-8 トヨタソアラ・GZ10/MZ11型・1981年(昭和56)年・デザイン編】【写真・15枚目】 同じ写真をもういちど。 煩雑にならないよう、ソアラ以外の背景に色づけしましょうか。 フロント、サイド、リヤピラー部を拡大。 フロントピラーに線を重ねて上方延長。 同じようにセンターピラーにも線を与え、 リヤピラーにも線を重ねたその先が・・・ ひとつの点で一致することがわかる。 上方一致の理論は正しい。まあ、ここまでのことをしなくとも見ればわかるのだが。 モーターファン1981年5月号に載っかっていたソアラのサイド視&上面視図面。 フロントドアガラス、リヤサイドガラスの下辺を測ったらこのように。 6:4比率というのはどうやら面積のことではないか。というわけで、サイドの前後ガラスを台形とみなし、各部寸法をフォトショップ上で出したのがこれらの数字。 後から出る2代めセリカXXがリフトバックであることもあり、ソアラでは当初から明快な4シーター・ノッチバックで計画された。たぶんこの時点で意識はしていないと思うが、イメージスケッチの初期段階から3本柱の上方一致や6:4比率を志向している。 GT、GT-EXTRAに限られるが、フロント下に与えられたバンパーエクステンション。フロントのリフト防止のためのものだ。 はめ殺しリヤサイドガラスも空力効果向上のひとつ。 この画像の記事を読む