新しいデザインスタジオで誕生 次世代ベントレーのデザインを示唆する

EXP 15は、ベントレーの20世紀初頭のグランドツアラー「ブルー・トレイン」からインスパイアされたデザインが採用され、長い「エンドレス」ボンネット、後方に配置されたキャビン、力強いリアフェンダーを特長とするスポーティなセダンコンセプトとして仕上げられた。販売を目的としたものではないとされているが、フルサイズの外装モデルとバーチャルリアリティ内装は、2026年に発表予定のフルEV車両のデザインアイデアとして採用される。
5mを超えるフルサイズの実物大エクステリアモデルは、アイコニックな垂直グリル、長い「エンドレス」ボンネット、後方に配置されたキャビンが特長だ。キャビン内のデザインアプローチもバーチャルリアリティ(VR)ソフトウェアを使用しながら、ラグジュアリーなシート、翼型のダッシュボード、ステアリングホイール、ダイヤル、スイッチなどの現代的な物理的な車内要素と、ドライバーの気分や機能的な必要に応じて前面に浮かび上がったり背景に溶け込んだりする、息をのむような未来的なデジタル要素が融合されている。
フロントヘッドライトは、車の側面に向かって伸びる4本の超薄型ストリップで構成され、上部の2本は垂直、下部の2本は内側に曲げられ、ボディのエッジを強調。これらのライトは、大型のフロントグリルを囲み、ウィングドBエンブレムのすぐ下から中央のライトスパインがグリルの2つの半身を分け、ベントレーの有名なダイヤモンドキルトシートデザインの水平解釈を採用している。


3つのシートと3つのドアを採用したこのパッケージは、4つまたは5つのシートとドアの組み合わせが一般的である中、特別な少数の人々への移動時の贅沢を追求した設計となっている。また、愛犬や手荷物用の革新的な車内収納スペースも備えている。
EXP 15も3人乗りレイアウトが採用されており、ドライバー側のドアはドライバーのシートと後方のコクピットのような後部シートに開く。一方、パッセンジャー側にはツインコーチドアとパノラミックルーフの一部が上方に開く構造で、乗客側は45度外側に回転する豪華で柔軟なシートの採用により、スムーズな乗降を実現している。
乗客シートはドライバーの隣に前方に移動する『コパイロット』モード、後部座席まで後方にスライドする『スタンダード』設定、またはリクライニングする『リラックス』モードなど用途に合わせて配置を変更することができる。
