
トライアンフ、前例のないシーズンローンチで新型バイク29モデル発表
トライアンフ モーターサイクルズは、今後6か月間で過去最多となる29台の新型および改良モデルを発表するスケジュールを明らかにした。2025年度は世界で141,683台を販売し、英国最大のモーターサイクルメーカーとしての地位を確固たるものにしており、この意欲的な展開は長年の製品開発投資の成果である。
新型モデルの発表は10月21日に「True Originals Never Settle(真のオリジナルは決して妥協しない)」として始まり、10月28日には「Made to Upstage(脚光を浴びるために作られた)」も登場予定だ。29モデルのうち7モデルは既に公開済みで、TXP電動モーターサイクルシリーズ、新型TF 450-X、さらに2台のクロスカントリーモデルはクリスマス前に販売店で展示される。
電動ユースバイクTXPシリーズで若年層市場を開拓
トライアンフは初の若年層向け電動バイク「Triumph TXP」を発表した。OSET製モーターを搭載した新型TXPシリーズは、拡張可能な電動性能、プレミアムデザイン、内蔵安全機能を備える。軽量シャーシ、先進的なライダーエルゴノミクス、独自の2in1モジュラー構造を採用し、パフォーマンスイエローとグラファイトブラックのカラーリングを特徴とする。
TXPシリーズの投入により、トライアンフは若年層向けの電動バイク市場への参入を加速させ、従来の500cc以上のラインに加え新たな顧客層を開拓する狙いだ。
TFシリーズでオフロード競技に本格参戦
2023年にオフロードレースへ参戦したトライアンフは、モトクロスやエンデューロの国際シリーズで優勝や表彰台を獲得。これを受け、新型TF 450-Xを投入する。TF 250-X、TF 450-RC、TF 250-E、TF 450-Eもオフロード競技で高い実力を発揮しており、ヨーロッパ、北米、オーストラリアの国内選手権で数々のタイトルを獲得した。
ACUブリティッシュMX2モトクロス選手権ではトミー・サールがTF 250-Xでタイトル獲得。イタリア国内選手権アッソルーティ・ディタリア・ディ・エンデューロではモーガン・レシアードがTF 250-Eで250 4Tタイトルを獲得している。
小排気量モデルでアジア市場を強化
Speed 400、Scrambler 400 X、Scrambler 400 XCなどの500cc未満モデルは、アジア市場でのトライアンフ成長の要となる。これらは新しい市場セグメントへの展開により、若年層や都市部ライダーをターゲットにした販売拡大を支える。
新型バイク29モデルの体験はプレビューイベントで
今後6か月間で順次販売店に到着する新型モデルは、各国の販売店でプレビューイベントを開催。ファンは新モデルのフルラインナップをいち早く体験できる。公式サイト triumphmotorcycles.jpではメールマガジン登録により、最新情報を最速で入手可能だ。
CCOポール・ストラウドのメッセージ
「ここ数年で達成した勢いは驚異的である。記録的な販売実績、新しいセグメントへの進出、今後の製品発表は、我々が未来に抱く楽観を示すものだ。市場は依然厳しいが、トライアンフは世界中のお客様に最高品質で革新的なバイクを提供し続けることに全力を尽くす」