映画「シン・仮面ライダー」 Prime Videoにて独占配信中/Blu-ray/DVD(通常版):5,500円(税込)







バズーカ砲を彷彿させる豪快な6本のサイレンサーを備えたこのバイクは、2023年に公開された映画「シン・仮面ライダー(東映)」に登場したサイクロン号。
漫画家・石ノ森章太郎が原作の「仮面ライダー」は、1971年にテレビ放映開始。俳優・藤岡弘、が扮する仮面ライダー1号に始まり、仮面ライダー2号、V3、Xライダー……と変遷を遂げ、2025年9月からは「仮面ライダー・ゼッツ」が新登場。今も昔も子供たちのヒーローとして活躍中だ。
特撮テレビシリーズの仮面ライダーは、若手俳優の登竜門としても有名。2025年に大ヒットした映画「国宝」主演の吉沢 亮(仮面ライダーメテオ)。またオダギリジョー(仮面ライダークウガ)、菅田 将暉(仮面ライダーW)、佐藤健(仮面ライダー電王)、要 潤(仮面ライダーG3)などを生み出すなど、キッズはもちろんママたちからの注目度も非常に高い。
映画「シン・仮面ライダー」は仮面ライダーの生誕50周年を記念して製作。監督は「シン・ゴジラ」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ」などを手掛けた巨匠・庵野秀明。
PG12指定(※注1)の同作品は、原作をリスペクトしつつ、キッズ向けのテレビシリーズとは明確に趣の異なる、大人向けの新たな特撮エンターテイメント作品に仕上がっているのがポイント。筆者も鑑賞したが、“人生も考えさせられる庵野ワールドへようこそ”というイメージで非常に面白かった。
ジャパンモビリティショー2025に展示された写真のサイクロン号は、劇中でも実際に使用され、実走していた実車。ベース車両はネイキッドスポーツのホンダCB650R。
流れるようなツアラー風のカウル類、バズーカ砲のような大径の6本サイレンサーなど、懐かしい原作のイメージを踏襲しつつ、現代のバイクをベースにした“令和の仮面ライダー”に相応しいフォルムを演出している。
※注1:12歳未満(小学生以下)の鑑賞には成人保護者の助言や指導が適当とされる区分



