Volkswagen Golf R
FFベースとは思えないほどにFRライク


新型「フォルクスワーゲン ゴルフR」に搭載される4MOTION(AWD)には、後輪左右のトルク配分を個別に制御できるトルクベクタリング機構が組み合わされている。
それは従来のハルデックス方式よりもレスポンスに優れる多板クラッチ式で、コーナリング中に外輪の回転を積極的に高めて車体の向きを変えていくという。今回の試乗会ではサーキットのようなハンドリング路とドリフトサークルと呼ばれる低ミュー路でその真価を体感した。
ステアリング舵角やアクセル開度、ヨーレート、車速など複合的な情報をもとに、ドライバーの意図に沿った後輪制御を行う。その挙動は、もはやFFベースとは思えないほどにFRライクである。アクセル操作に対する後輪の反応がきわめてリニアで、まるで軽量な後輪駆動スポーツカーを操っているかのようだった。
「フォルクスワーゲン ゴルフR」の走りを動画でチェック!

