Lexus LFA Concept
GR GTと技術を共有するBEVスポーツ

今回発表された「レクサス LFA コンセプト」は「GR GT」や「GR GT3」と共に開発されたフル電動スポーツだ。トヨタ2000GT、初代「レクサス LFA」に続くフラッグシップスポーツとして、技術・技能を次世代に受け継ぐべく、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長の想いのもとカスタマーの想像を超えるBEVスポーツカーの実現を目指している。
モントレー・カーウィーク2025、ジャパンモビリティショー2025で「レクサス スポーツ コンセプト(LEXUS Sport Concept)」としてエクステリア、インテリアが先行公開されている。今回、一部諸元(全長4690mm、全幅2040mm、全高1195mm、ホイールベース2725mm)と新たな名称が発表された。
GR GT/GR GT3と同様、「低重心」「軽量・高剛性」「空力性能の追求」という3つの要素を軸に、両モデルと技術と技能を共有しつつ、BEVならではの可能性を追求。軽量で高い剛性を備えたオールアルミニウム製モノコック、クルマとドライバーの一体感と扱いやすさを高めるための理想的なドライビングポジションなどを確保しつつ、電動化時代にふさわしいスポーツカーを具現した。
また、BEVとしての最適なパッケージングを追究し、GR GT/GR GT3由来の高い走行パフォーマンスと、次世代においても色褪せない価値を持ったデザインとの融合を実現したと謳う。「LFA」というモデル名は内燃機関搭載車に限定されず、その時代の技術者が次世代に受け継ぐべき技術を体現するモデルに与えられるという。
初代LFAの造形美を現代的に昇華

LFA コンセプトのエクステリアは、ドライビングへの没入感を実現を目的に、空力性能と造形美の融合を高次元で追求。コックピットは理想的なドライバーポジションを軸に、細部に至るまで設計を磨き上げた。機能と美が調和した全体設計により、操作が意識と一体となり、ドライバーを走りへと深く没入させる。
エクステリアは、初代LFAが持つ官能的な造形美を受け継ぎながら、次世代においても色褪せない価値を宿す、研ぎ澄まされたバランスを追求。GR GTのオールアルミニウム製骨格をベースに、スポーツカーとしての性能を極めたフォルムと、ノーズからリヤへと流れる低く伸びやかなシルエットを実現した。伸びやかなフォルムは、初代LFAの造形美を継承しつつ、正統派クーペのプロポーションを描き出している。
没入感が追求されたコクピット

コクピットは、GR GTと同じ理想的なドライビングポジションが確保され、クルマとの一体感を高めながら、没入感を味わえる室内空間を実現した。
室内全体をあえてシンプルに仕立てることで、研ぎ澄まされた機能パーツをドライバーズシートに集約。乗り込んだ瞬間から高揚感を呼び覚ます究極のコクピットとして、ステアリングはスポーツカーとしてのこだわりを込めた専用デザインが採用された。
持ち替え不要の操舵システムと、ブラインドタッチが可能なスイッチレイアウトにより、直感的な車両コントロールを実現。メカニカルデザインの魅力とシンプルな室内空間のコントラストが織りなす、ミニマルな世界観が、特別な没入空間を作り出している。
Specification
レクサス LFA コンセプト
ボディサイズ=全長4690mm×全幅2040mm×全高1195mm
ホイールベース=2725mm
乗員定員=2名
「レクサス LFA コンセプト」を動画でチェック!

