Ferrari 12Cilindri
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Ferrari F12 Berlinetta
引き継がれるロングノーズ&ショートデッキ




2024年5月、フェラーリは最新V12ベルリネッタ「12チリンドリ」を発表。歴代V12フラッグシップから流麗なロングノーズ&ショートデッキを引き継ぎながら、フロントセクションには、最新フェラーリ・デザインのブラックアウトされたライトバンドや、空力コンポーネントが一体化されたリヤセクションが採用された。
2012年のジュネーブ・モーターショーにおいて「599 GTB フィオラノ」の後継モデルとしてデビューしたのが、「F12 ベルリネッタ」。当時としては先進的なエアロダイナミクスを導入しており、2017年に「812 スーパーファスト」へと引き継ぐまで、フェラーリの最上級グランツーリスモとして君臨した。
ボディサイズは、12チリンドリがF12ベルリネッタよりも、全長で115mm、全幅で2345mm大きく、前後フェンダーのグラマラスな造形や最先端のエアロダイナミクスなど、最新モデルであることをアピールする。
フェラーリ 12チリンドリ
ボディサイズ=全長4733mm×全幅2176mm×全高1292mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1560kg
タイヤサイズ=275/35R21(前)、315/35R21(後)
フェラーリ F12 ベルリネッタ
ボディサイズ=全長4618mm×全幅1942mm×全高1273mm
ホイールベース=2720mm
車両重量=1525kg
タイヤサイズ=255/35ZR20(前)、315/35ZR20(後)
10年以上の進化を見せつけるV12NA




12チリンドリは、最高出力830PS、最大トルク676Nmを発揮する、最新の6.5リッターV型12気筒「F140HD」自然吸気ガソリンエンジンを搭載。F12ベルリネッタには、200ccコンパクトな6.3リッターV型12気筒自然吸気ガソリンエンジンが奢られる。10年を超える進化は大きく、最高出力は12チリンドリが90PSも上まわり、0-100km/h加速は0.2秒も速いタイムを記録している。
フェラーリ 12チリンドリ
エンジン形式=V型12気筒自然吸気
排気量=6496cc
最高出力=830PS/9250rpm
最大トルク=678Nm/7250rpm
トランスミッション=8速F1 DCT
駆動方式=RWD
最高速度=340km/h
0-100km/h加速=2.9秒
フェラーリ F12 ベルリネッタ
エンジン形式=V型12気筒自然吸気
排気量=6262cc
最高出力=740PS/8250rpm
最大トルク=690Nm/6000rpm
トランスミッション=7速F1 DCT
駆動方式=RWD
最高速度=340km/h
0-100km/h加速=3.1秒
最新テクロジーか高い完成度か


12チリンドリのコクピットには、最新モデルらしく、15.6インチドライバーディスプレイを中心に、10.25インチセンターディスプレイ、8.8インチパッセンジャーディスプレイを配置。8速F1 DCT用のセレクターレバーは、かつてのゲート式マニュアルミッションを思わせるデザインが採用された。
F12 ベルリネッタは、センターに大径のアナログ式タコメーターが鎮座し、レッドゾーンへ一気に駆け上がるV12エンジンの高揚感を視覚的に演出。その左右には高解像度のフルカラー液晶ディスプレイがレイアウトされ、センターには古き良き時代のグランツーリスモを思わせる3連メーターが鎮座する。
最新技術を惜しみなく注ぎ込んだ12チリンドリは、パワートレインからエアロダイナミクスまで、現代フェラーリの粋を体感できるフラッグシップだ。対するF12 ベルリネッタは、登場から10年以上を経た今も完成度の高さが際立ち、中古相場は3000万円前後と、最新モデルより手の届きやすい水準にある。現行世代とは異なる空気感をまとった、“ひとつ前の時代”ならではのフェラーリの魅力を堪能できる1台といえるだろう。
車両本体価格
フェラーリ 12チリンドリ 5674万円
フェラーリ F12 ベルリネッタ 3730万円(新車当時)

