4×4 Engineering Service
多様なオフロード世界を表現

ホイールやサスペンションなどを中心に展開する硬派なオフロードブランドとして知られるのが4×4エンジニアリングサービスだ。この2台のうちランクル250は、北米のデザートロードを走るスタイルを、得意のブラッドレーV(18インチ)で支えて表現した。対してディフェンダーは、オーバーランドスタイルをテーマにしてサンワークスが製作した。最新作にしてハイエンドモデル「ブラッドレーフォージド匠」の20インチを装着する。
TWS
ずらりと並んだ魅惑の鍛造芸術
TWSは今年も新作が豊富だった。まずはエクスリートからはアーバンオフロードデザインを謳うオフ系シリーズの第二弾「407S Geo-X(ジオクロス)モノブロック」。前作の306S系の世界観を受け継ぎつつランクル/LX以外のタフギア勢も視野に入れた。さらにエクスパーからはレクサス専用となるEX-fLエグゼが登場。鍛造工程では表現が難しいダブルフェイスデザインを持つフル鍛造2ピースで、特にLMに焦点をあてたホイールだという。
BC FORGED
自在なオーダーメイドで様々なカルチャーに対応

台湾鍛造ホイールの急先鋒としてハイエンドホイール業界で勢いづくのがBCフォージドだ。今年、ボンドブースにあったR35 GT-Rの足もとをしっかりと支えていた。イノゼテックのフルラッピングを含めて異国情緒あふれる仕上げだ。BCフォージドは2025年末時点で、1ピースが167種類、2ピースになると216種類もの銘柄(デザイン)を並べる。これは新作のEH235が装着される。切削鍛造感あふれるシャープなスポークが美しい。
RAYS
6本スポークに宿るレイズの伝統芸

レイズの象徴的存在とされるのがボルクレーシングTE37だ。今年は30周年を迎えたことを記念してブースはTE37推しに。歴代モデルを網羅したヘリテージ展示コーナーで、そのコンセプトと技術進化の歩みを理解できた。そのうえでTE37誕生30周年記念モデルのほか、TE37ソニック、ウルトララージなどのラインナップを展示していた。30年間変わらずに名作で居続ける原動力とは、30年間絶え間なく進化を続けていることだとわかる。
BBS JAPAN
心機一転あらたにPerformance Driven
新作の目白押しとなったのはBBSジャパンだ。まずはBBSモータースポーツ製ホイールに端を発し、BBSアメリカが発案した2ピースモデル「RT88」である。その無骨な表情が911GT3 RSを引き立てる。さらにマグネシウム鍛造のコンセプトモデル「MAG-Rコンセプト」。ムーンテックが仕上げたM3の足もとで存在感を放った。そしてフォルテガ技術を使うFLに新サイズとして22インチが登場。AMG G63を支えるタフなホイールだ。
ADVAN Racing
5本スポークで描かれるスポーツホイールの理想像
スポーツホイールの理想像を追い求めるアドバン・レーシングは今年も数々の新製品を持ち込んだ。国産スポーツカーからポルシェ、BMWなど輸入車への適合にも積極的なフラッグシップが、アドバン・レーシングGTだろう。今年、GTビヨンドRを装着したHKSシビック・タイプRが出迎えた。2025年に登場したビヨンドRは、ステップリムを採用してディープリムを実現した意欲作。装着される10.0J×19インチは今年発売される予定だ。
ENKEI
日本のものづくりが冴え渡る

日本最大手のホイール製造メーカーであるエンケイは、己の冠を掲げたアフターホイールを大切に守り続ける。オートサロンでは17~19インチまでが出揃ったスポーツホイール「NVR5」が目玉となった。SUPER GTで培った設計開発能力に、ダービル式鋳造製法やMATTプロセスといった技術を駆使した最高峰キャストホイールである。さらに塗装ではなく研磨によってホイールの質感や表情を変える、特殊な表面処理技術を公開した。
VOSSEN
20年を経て、真のプレミアムブランドへ

マイアミ本社が主導となってブース設計したというVOSSEN(ヴォッセ)のブースには、新作であるGEN-04ホイールを装着したディアブロを軸に、色とりどり華やかなホイールが展示された。ヴォッセ自身が20周年を迎えた今年は、新製品開発やイベントなど、より積極的に取り組んでいきたいと話す。とりわけ日本市場には特別な想いがあり「ヴォッセが成長したのは日本市場での成功があったからこそ」と日本側に絶大な信頼を置く。
MV FORGED
ボンドグループとのコラボモデル
個性的なデザインだけでなく、動力性能を底上げする切削鍛造ホイールをつくるMVフォージドは、柔軟な開発体制が魅力でもある。今回、彼らはボンドグループのクルマづくりに敬意を表してコラボホイールを製作した。ボンドコラボにして5本スポークを持つことからBND05と命名された。ポルシェ純正フックスをオマージュしたかのようでいて、スポークサイドの切削加工など凝りに凝っている。もちろん、ポルシェ以外にも対応する。
DELTA FORCE
大ヒットが続くアウトドア系ホイール
オーバルとオーバーランダー。このふたつの銘柄だけで、一躍、スターダムにのし上がったのがデルタフォースだ。今年はオーバルをランクル250に、オーバーランダーをディフェンダーに装着して出展した。程よくカジュアルで色気もあって、だけど性能は本格派という両者は、いずれもクルマと抜群に調和する。サイズはいずれも9.0J×20インチ。オーバルに続いてオーバーランダーも車種別専用開発を貫きながら対応車種を増やしている。
WORK
多様な世界観を持つワークの最新作が並ぶ
ワークのブースはいつも大規模で、多種多様な世界観のホイールが並ぶ。今年、2台のBMWを持ち込んで新作を公開した。3DデザインのM4コンプリートカーに溶け込むのはグノーシスRXS。アメリカの切削鍛造ホイールっぽいシャープな質感やエッジを、ワークが有するキャストおよび切削加工技術で表現したという。さらにムーンテックのM3ツーリングにはグノーシスRXMを装着。力強いメッシュデザインとディープリムが特徴だ。
CRIMSON
日本のアウトドアカルチャーを支える
ジムニーとデリカD:5。それはともに日本が育んだアウトドア&オフロードカルチャーの宝物。絶妙なサイズ感と抜群のユーティリティは、いまや世界で認められている。そんなカルチャーを引き立ててきたのがクリムソン製ホイールだ。今年のブースはそれを象徴するようにディーン・カリフォルニアを履かせたレトロなジムニー・ノマドと、さらにMGアーマーを使ってよりタフな装いに導いたデリカD:5の2台でアウトドア好きを迎えていた。
MID WHEELS
最新鋭技術と最高級素材で自分だけの1本を手に入れる

MIDホイールで話題をさらっていたのが、ハイエンドラインであるMIDエクスクルーシブのフルオーダーホイール「エレメントシックス」。カーボンリムに切削鍛造ディスクを採用しつつ、そのデザインやサイズ、カラーアレンジなどが自在にオーダーできるという。まさに世界に1本自分だけのホイールを生み出すことが可能というフルオーダーシステム。手頃な製品からフルオーダーのハイエンドホイールまで、MIDの幅はぐっと広がった。
Weds
持ち前の三次元デザインがクラウンに彩りを添える

ウェッズは数ある各ブランドの新作を中心にクルマやホイールを展示した。ウェッズスポーツとしては、SUPER GT参戦車両「アドバンGRスープラ」のほか、エキゾーストメーカーとして名高いヨシムラとコラボレーションしたロードスターなどに注目が集まった。ブランドのフラッグシップに相当するクレンツェの新作「Bertaler(ベルテーラー)」を装着したクラウン・エステートが、エイムゲインのエアロと調和して存在感を放った。
REPORT/中三川大地(NAKAMIGAWA Daichi)、上之園真以(AGENOSONO Mai)
PHOTO/山本佳吾(YAMAMOTO Keigo)、平野 陽(HIRANO Akio)、中島仁菜(NAKAJIMA Nina)、土屋勇人(Tsuchiya Hayato)
MAGAZINE/GENROQ 2026年3月号














