THE MAGARIGAWA CLUB
ウルトラハイエンドの入り口へ、ようこそ

2023年に千葉県南房総市に誕生した「THE MAGARIGAWA CLUB」は、独特のコースを持つ会員制のドライビングクラブ。その魅力を訴えようと東京オートサロンでは独自のブースを設ける。展示されたのは964型911を基にシンガー・ヴィークル・デザインがレストモッドした究極的な空冷ポルシェだ。ともにウルトラハイエンドなカーカルチャーであり、来場者の多くがクラブのホスピタリティや、ポルシェの出来栄えに感動していた。
CPM
見えないところでボディを引き締める

CPMはボディ補強メーカーだ。エンジンルームやボディフロアに、車種別専用で開発されるロワーレインフォースメントという補強部品を取り付けることで、街乗りからサーキットまで、より乗りやすく快適なライドフィールを確保する。象徴的存在として会場にやってきたのがG80型BMW M3だ。enc.ccやストンピンアークのボディパーツと、ニュートレイルのホイールでエレガントな装いを持つM3の裏地はCPMでしっかりと補強される。
CSF
温度管理の観点からチューニングを支える

ラジエーター、インタークーラーなど冷却系のブランドとして名を馳せるのがCSFだ。チューニングカーやモータースポーツの世界では欠かせない存在となった。アメリカのブランドながら彼らは大の日本びいき。日本車も大好きで、今年もA90スープラやBMW Z4(B58)用のチャージエアクーラーマニホールドやGRカローラ用インタークーラー、ラジエターなどを公開した。夏場は熱帯化する日本ではキーデバイスとなるものばかりだ。
KW automotive JAPAN
ユーザーに寄り添うサスペンション
KWオートモーティブジャパンは、トラック、ストリート、コンフォートと区切られるラインナップを実車とともに展示した。サブブランドのST、グループにあるBBSジャーマニー製ホイールもある。迫力やヴィジュアル一辺倒ではなく、サスペンションの悩みごと相談ができるブースだとして評判だ。壁面を隔てて裏側にある橋本コーポレーションのブースとともに、ブランドや製品の知識のみならずカーライフすべての相談ができる場である。
AKRAPOVIC
スロベニアからのエキゾーストマジック
992型911GT3 RS用とBMW M5の実車展示を持ってアクラポヴィッチは今年も多数の新作を公開した。壁面に飾られるのはBMW M4、アウディRSスポーツバック、そしてポルシェ・パナメーラなど。世にあるハイパフォーマンスカーを吟味して、己のエキゾーストマジックをトコトン投入するのがアクラポヴィッチである。橋本コーポレーションのブースでは、日本ばかりか世界中からファンが訪れて、質問攻めにしていたのを思い出す。
Omoshiro Rentacar
いろいろな名車をドライブできる

新車販売を終了した名車や、またチューニングカーをレンタルできる「おもしろレンタカー」が密かなブームだ。とりわけ訪日外国人から人気を集めている。今年、KWオートモーティブジャパンとのコラボにより、KWサスペンションを装着したRX-7(FD3S)と、STサスペンションのシビック・タイプR(FL5)が展示された。クルマ固有の性能や世界観を存分に味わってもいいし、サスペンションの能力を確かめることだってできる。
ROBERUTA
世界遺産を守り続ける最高峰リフターシステム

2台のポルシェ・カレラGTにフェラーリF40。ともに世界遺産級のスーパーカーだ。3台が集うこと自体に、ロベルタらしさを感じさせる。この世界遺産を大切に守るのがロベルタリフターシステムだ。スイッチひとつで車高を自在に操るこのシステムはスーパーカー界隈では定番の存在になった。さらにロベルタはこの2台に対して、エアロパーツも用意している。たとえ数など出回らずとも、己の信念に従って世界遺産に寄り添う姿勢がそこにはある。
SOFT99/G’ZOX
車種固有の色艶をいつまでも美しく保つ

ポルシェ911は柔らかくラウンドしたボディを持つのが特徴だ。ボディの状態が露わになりやすく、ダーク系ならなおさら傷や汚れに神経質になる。ソフト99コーポレーションがそんな神経質な911を使ってアピールしたのはG’ZOXの新製品「ハイモース コート ヴェリス」だ。わずかな光の歪みも許さない、極限まで緻密で平滑なコーティング被膜をつくる2層構造のガラス系コーティングで、カーディテーリング業者向けの製品だという。
Brembo
ユーザーに寄り添う世界最高峰のブレーキ
絶対的制動力はおろか、コントロール性を含めたライドフィールの向上や軽量化など、車種ごとに相応しいブレーキシステムがある。そう訴えて車種別専用を貫くのがブレンボだ。今年はロードスターのカスタムブレーキキットが公開され、マツダとのコラボでツアー(説明会)も開催された。サーキットスペックから低ダストまで、用途やニーズに応じて選択肢を用意する姿勢には未来を感じる。ブレーキも強化するだけではなく、調整する時代が始まった。
HC GALLERY
リアルとバーチャルその掛け渡し役を担う
モータースポーツに挑戦するすべての人に対して「チャンスに巡り合えない才能を発掘する」という意思を持ってHCギャラリーは活動する。その象徴が「HC GALLERY×GR Garage 頂上決戦2026」。GR86/BRZカップ、ヤリスカップの経験に合わせて参戦レースが選定されるシミュレーターレースが会期中に開催された。ほかに3Dヴィジョン、チュートリアルシステムの体験、ブレーキシステムの展示などで現実と仮想現実の橋渡し役となった。
advance eight
“カスタムラップ”の魅力を訴える

“カスタムラップ”と称してラッピングの可能性を訴えた第一人者といっても過言ではない。アドバンスエイトはそうやってコーディネートを模索し続ける。今年はC8型コルベットを展示した。RWFのペイントプロテクションフィルム(リキッドシルバー)でくるみ、随所にロゴも取り入れる。ホイールはブリクストンフォージドだ。クルマ全体をキャンバスにできるので、可能性は無限に広がる。もちろん、アドバンスエイトの知識と技術があるからこそである。
SACHS
大手サプライヤーの初出展

ザックスのダンパーを装着する新車は、毎年1000万台以上になるという。そのなかでアフターマーケット、モータースポーツ向けブランドであるザックスパフォーマンスが東京オートサロンに初出展した。展示された最先端のダンパーやクラッチなどを見ると技術への好奇心が尽きない。ネクサスグループ創業30周年記念として「D’STATION 30th」リバリーのカラーリングをまとった2025年のスーパー耐久参戦車両(ポルシェ911)の姿もあった。
arinomama
最先端カーケアの、奥深き世界へようこそ

最先端カーケアアイテムを取り揃えて提案するショップとして「arinomama」は日本最大級となった。ブースでは店舗で取り扱う海外カーケアブランドを展示販売した。2025年は会場在庫が完売したという大人気商品をさらにアップデートし「東京オートサロン2026リミテッドエディション」として特別価格で販売していたのも大盛況だった。ここを訪れると、カーケアをしたうえで美しくなった愛車の“ありのまま”の姿を見たくなる。
REPORT/中三川大地(NAKAMIGAWA Daichi)、上之園真以(AGENOSONO Mai)
PHOTO/山本佳吾(YAMAMOTO Keigo)、平野 陽(HIRANO Akio)、中島仁菜(NAKAJIMA Nina)、土屋勇人(Tsuchiya Hayato)
MAGAZINE/GENROQ 2026年3月号








