Mercedes-Benz S 450 d 4MATIC (2026)
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Mercedes-Benz S 450 d 4MATIC (2020)

最新機能を備えたヘッドライトを導入

最上級サルーンの7代目「Sクラス」として、2020年にデビューを飾った現行「W223」型。メルセデス・ベンツは、6年という期間を経て、フルモデルチェンジレベルのアップデートを実施した。その変更箇所は内外装だけには留まらず、車両全体の50%、約2700点のコンポーネントが新規開発または再設計されている。

前後ヘッドライトには、最新メルセデス・ベンツを象徴する「シグネチャースター」を採用し、ボンネットにはSクラスとしては初となる発光型マスコット「イルミネーテッド・スリーポインテッドスター」をオプション設定。4.0リッターV型8気筒ガソリンツインターボを筆頭に、3.0リッター直列6気筒ガソリンツインターボ、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボ、3.0リッター直6ガソリンエンジンをベースとするプラグインハイブリッドなど、多彩なパワーユニットをラインナップする。

基本骨格は変わらないが、フロントマスクやテールライトのデザインが変更を受けたことで、改良新型の全長は現行モデルから14mm拡大。車両重量は105kg増加している。

メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC (2026)

ボディサイズ=全長5194mm×全幅1921mm×全高1503mm
ホイールベース=3106mm
車両重量=2235kg
タイヤサイズ=255/45R19

メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC (2020)

ボディサイズ=全長5180mm×全幅1930mm×全高1505mm
ホイールベース=3105mm
車両重量=2130kg
タイヤサイズ=255/45R19

将来的な排ガス規制強化にも対応

「S 450 d 4MATIC」は、3.0リッター直列6気筒「OM 656」ディーゼルターボに、メルセデス・ベンツではお馴染み補助駆動装置「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」を搭載。電子制御9速ATと全輪駆動システム「4MATIC」を介して4輪を駆動する。

今回の改良では、将来的な排ガス規制強化に対応すべく、電動加熱式触媒コンバーターを採用。排気系、冷却系、クランクケース換気の耐久性向上も図られ、信頼性と効率性が高められた。

メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC (2026)

エンジン形式=直列6気筒ディーゼルターボ+ISG
排気量=2989cc
最高出力=367PS/4000rpm
最大トルク=750Nm/1350〜2800rpm
トランスミッション=電子制御9速AT
駆動方式=AWD
最高速度=250km/h(リミッター)
0-100km/k加速=5.1秒

メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC (2020)

エンジン形式=直列6気筒ディーゼルターボ+ISG
排気量=2988cc
最高出力=367PS/4000rpm
最大トルク=750Nm/1350〜2800rpm
トランスミッション=電子制御9速AT
駆動方式=AWD
最高速度=250km/h(リミッター)
0-100km/k加速=5.1秒

「MBUXスーパースクリーン」を標準装備

Sクラス改良新型コクピットは、3D表示も選択可能な12.3インチデジタルメータークラスターを、ステアリング奥にフローティング配置。14.4インチセンターディスプレイと12.3インチパッセンジャーディスプレイを1枚のガラス面で覆い、彫刻的な一体感を演出する「MBUXスーパースクリーン」を標準装備する。

縦型の12.8インチメディアディスプレイがセンターに配置されていた現行モデルと比較すると、より一体感のある室内空間を実現したと言えるだろう。また、エアベンチレーションはスクエア形状から、ジェット機の噴射口を思わせる円形型に変更された。

あわせて、最新の「メルセデス・ベンツ・オペレーティング・システム(MB.OS)」をベースとする、第4世代インフォテイメントシステム「MBUX」も搭載。最新AIシステムが統合されたことで、バーチャルアシスタント「Hey Mercedes」と、より自然な対話が可能になった。

メルセデス・ベンツのフラッグシップにふさわしい威厳はそのままに、エクステリアは最新のデザインへと刷新され、インテリアも現代の要求に応える装備と仕様へと進化した新型Sクラス。現時点で公表されている価格は、「S 350 d 4MATIC」の約12万ユーロ(約2200万円)のみとなる。

為替動向の影響はあるものの、より高い性能を備える「S 450 d 4MATIC」が日本導入となれば、現行モデルからの大幅な価格上昇は避けられそうにない。熟成の極みに達した現行モデルを今の価格で手に入れるか。それとも値上げは避けられないものの、ほぼニューモデルともいえるアップデートを受けた改良新型の発売を待つか……。悩ましい選択を迫られそうだ。

車両本体価格

メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC 改良新型 日本未導入
メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC 現行モデル 1570万円

フラッグシップサルーン「Sクラス」の改良新型の走行シーン。

新規開発率50%「メルセデス・ベンツSクラス」改良新型デビュー「フルモデルチェンジに近いアップデート」【動画】

メルセデス・ベンツはフラッグシップサルーン「Sクラス」の改良新型を発表した。今回、フルモデルチェンジレベルの改良が施されており、車両全体の50%が新規開発、約2700点のコンポーネントが新規開発または再設計されたという。エントリーモデルの「S 350 d 4MATIC」の欧州における価格は12万1356.20ユーロから、2026年1月30日から欧州においてオンラインでのオーダーをスタートした。