Mercedes-Benz GLS 450 d 4MATIC
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Audi Q7 50 TDI quattro
フラッグシップらしい堂々たるエクステリア




メルセデス・ベンツのSUVラインナップ最上位に位置する「メルセデス・ベンツ GLS」。2019年にデビューした現行モデルは、2023年に改良新型へとアップデートされた。堂々としたボディサイズと高級感あふれる内外装、先進運転支援システム、ロングホイールベースによる3列シートを備えた室内空間は、全ての座席に上質な快適性を提供する。
今回、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボを搭載する「GLS 450 d 4MATIC」をピックアップ。その対抗馬として、アウディのフラッグシップSUV「Q7」から、3.0リッターV型6気筒ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた「Q7 50 TDI quattro」を取り上げてみよう。
Q7は、2代目となる現行型が2024年に2度目のフェイスリフトを受け、最新のアウディデザインへと刷新。大型化されたワンフレームグリルは、メルセデスらしい押し出しを誇るGLSと並べても、十分な存在感を放つ。ボディサイズはGLSがX7よりも全長、ホイールベースともに140mm大きく、その恩恵は3列目シートやラゲッジスペースに充てられる。
メルセデス・ベンツ GLS 450 d 4MATIC
ボディサイズ=全長5210mm×全幅2030mm×全高1840mm
ホイールベース=3135mm
車両重量=2610kg
タイヤサイズ=285/40R23(前)、325/35R23(後)
アウディ Q7 50 TDI quattro
ボディサイズ=全長5070mm×全幅1970mm×全高1735mm
ホイールベース=2995mm
車両重量=2220kg
タイヤサイズ=255/55R19
パワーでQ7を突き放すGLS




「GLS 450 d 4MATIC」は最高出力367PSを発揮する3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボに、スタート時などでエンジンをサポートするISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載。「Q7 50 TDI」は3.0リッターV型6気筒ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、最高出力272PSというスペックが与えられた。最高出力では「GLS 450 d 4MATIC」が95PSもの差をつけるが、0-100km/h加速は、車重が約390kg軽い「Q7 50 TDI quattro」と同タイムとなる。
メルセデス・ベンツ GLS 450 d 4MATIC
エンジン形式=直列6気筒ディーゼルターボ+ISG
排気量=2988cc
最高出力=367PS/4000rpm
最大トルク=750Nm/1350〜2800rpm
トランスミッション=9速AT
駆動方式=AWD
最高速度=250km/h(リミッター)
0-100km/h加速=6.1秒
アウディ Q7 50 TDI quattro
エンジン形式=V型6気筒ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
排気量=2967cc
最高出力=272PS/3500〜4000rpm
最大トルク=600Nm/1750〜3000rpm
トランスミッション=8速ティプトロニック(AT)
駆動方式=AWD
最高速度=250km/h(リミッター)
0-100km/h加速=6.1秒
セグメントを超えたラグジュアリーを提供




GLSのインテリアは、12.3インチコクピットディスプレイと12.3インチワイドディスプレイを並列配置し、水平ルーバーを備えたシックなベンチレーションが上質な雰囲気を演出。Q7はメーターナセル内の12.3インチ「アウディ・バーチャルコックピット」に、10.1インチメインディスプレイと8.6インチサブディスプレイを組み合わせた構成となる。
6気筒ディーゼルに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載し、最上級SUVに相応しい充実の装備が与えられた2台。煌びやかなクロームパーツを贅沢に配したQ7の室内だが、もしもダイヤモンドステッチのシートやトリムを組み合わせたGLSと並べたら、500万円近い価格差を感じるかもしれない。また、長いホイールベースを活かした広大な室内空間やラゲッジスペースもGLSのアドバンテージだと言えるだろう。
必要にして十分な走行性能を備え、質実剛健なアウディの価値観を極めたQ7は、日々のドライブで十分な満足を得ることができる。ただ、さらに上のラグジュアリーを味わいたいのであれば、GLSはその懐の深さでドライバーやパッセンジャーを包み込んでくれるはずだ。
車両本体価格
メルセデス・ベンツ GLS 450 d 4MATIC 1534万円
アウディ Q7 50 TDI quattro 1083万円

