前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年2月1日〜8日に発表されたニュースを紹介する。

二大都市で深化するモーターサイクルショーの思想と体験価値

日本二輪車普及安全協会は、2026年3月に開催される「第42回大阪モーターサイクルショー2026」および「第53回東京モーターサイクルショー2026」の概要を発表した。国内最大級の二輪イベントとして長い歴史を持つ両ショーは、単なる新型車展示の場から、バイク文化そのものを体験・共有する空間へと確実に進化を遂げている。2026年の共通テーマとして掲げられた「いいね、バイク」は、その変化を象徴するキーワードと言える。

大阪モーターサイクルショーは3月20日から22日まで、インテックス大阪にて開催される。関西圏のライダー文化を背景に、今回は「おいでよ、令和バイク界隈」をサブテーマとして設定した点が印象的だ。これは熟練ライダーのみならず、若年層や初心者、さらにはバイクに触れたことのない層までを視野に入れたメッセージであり、バイクを通じた“界隈”の形成を強く意識している。展示車両やステージイベントに加え、体験型コンテンツを重視した構成は、バイクを所有する前段階にある来場者に対しても強い訴求力を持つ。

一方、3月27日から29日に東京ビッグサイトで行われる東京モーターサイクルショーは、「『好き』を極めろ」というテーマを掲げ、より深度のあるバイク体験を打ち出す構えだ。関東圏という人口密集地を背景に、多様化するバイクの楽しみ方を肯定し、それぞれの嗜好に寄り添う展示や企画が中心となる。性能やデザインといった従来の価値だけでなく、ライフスタイル、コミュニティ、カルチャーといった要素を含めて“好き”を掘り下げる姿勢が鮮明だ。

両ショーに共通する「いいね、バイク」というテーマは、単なるキャッチコピーではない。これはバイクを評価対象として消費するのではなく、共感や共有を通じて肯定する姿勢を示している。大阪会場で実施されるスマートフォン向けゲーム『モンスターストライク』とのコラボレーション企画は、その象徴的な取り組みと言える。異なるカルチャーとの接続により、これまでバイクイベントと縁のなかった層を自然に巻き込む設計は、今後の二輪普及施策における重要な実験でもある。

チケット施策においても、若年層を強く意識した工夫が見られる。大阪会場では高校生以下の無料入場やU22割引が設定され、東京会場でも同様に多様な料金体系が用意されている。これは短期的な集客だけでなく、将来のライダー予備軍を育てる視点に基づくものだ。バイク文化を次世代へと継承するためには、早い段階での接点づくりが不可欠であり、その思想が料金設計にも反映されている。

大阪と東京、それぞれ異なる文脈と個性を持ちながらも、両モーターサイクルショーは同じ方向を向いている。それはバイクを「モノ」から「体験」へ、「趣味」から「文化」へと押し上げる試みだ。2026年の開催は、二輪イベントが新たなフェーズに入ったことを示す節目となる可能性が高い。「いいね、バイク」という言葉の裏に込められた思想は、これからのバイクシーン全体に静かに、しかし確実に波紋を広げていくだろう。

カワサキ、スポーツモデルの新基準「ニンジャ500」登場

カワサキモータースジャパンから新たなスポーツバイク「Ninja 500」が2026年2月28日に国内発売される。Ninja 250/Ninja 400の系譜を受け継ぎ、軽量シャシーに451cm³並列2気筒エンジンを搭載することで、日常の走行からツーリングまで幅広いシーンで爽快な走りを提供する仕様となっている。俊敏で扱いやすいハンドリングとリラックスしたライディングポジションに加え、LEDライトやスマホ接続機能といった近代装備も装備。スポーツ性と実用性を高次元で両立させたモデルとして、幅広いライダーに訴求する一台だ。価格は89万1000円(税込)、全国のカワサキプラザで販売される。 

カワサキ、新世代ネイキッド「Z500」日本初導入

カワサキモータースジャパンが新世代スーパーネイキッドモデル「Z500」を2026年2月28日に日本国内で発売する。451 cm³並列2気筒エンジンと軽量シャーシを組み合わせ、パワフルさと扱いやすさを高い次元で両立したネイキッドバイクとして登場する。デザインはZシリーズ共通の「Sugomi」を採用し、精悍かつアグレッシブなスタイリングを実現。日常の移動から週末のツーリングまで幅広いシーンで爽快な走りが楽しめる仕様となっている。LEDヘッドライトやスマホ連携機能など近代的装備も備え、幅広いライダーに訴求する一台だ。価格は84万7000円(税込)で、発売後は全国のカワサキプラザで取り扱う予定となっている。 

カワサキ、2026年大阪&東京モーターサイクルショーに総合ブース出展

カワサキモータースジャパンが「第42回大阪モーターサイクルショー2026」と「第53回東京モーターサイクルショー2026」にブース出展する。テーマは「乗るカワサキ」「着るカワサキ」で、最新モデルの展示や跨り体験、カワサキプラザアパレルの販売を通じてブランドの世界観を総合的に体感できる構成となっている。展示予定車両にはZ900RS SE、Ninja ZX-10R、VERSYS 650、ELIMINATOR SEなど幅広いラインアップが並び、オートバイだけでなくアパレルやグッズも楽しめる内容だ。開催は大阪が3月20〜22日、東京が3月27〜29日で、来場者にとって充実した体験を提供する予定となっている。 

スペイン発EVオフロードバイク「Stark Future」日本上陸

スペインのEVモーターサイクルブランド「Stark Future」の日本正規代理店、ブレスフィールドが新たな電動オフロードバイクの国内販売を開始する。公道走行対応の「Stark Varg EX」「Stark Varg SM」から競技用「Stark Varg MX1.2」まで、電動ならではの高出力と幅広い走行シーンに対応するラインアップを2026年2月1日より予約受付スタート。エンデューロやスーパーモタードといったフィールドでのスポーツ性能を追求しつつ、公道での使用も可能なモデルを揃え、従来の内燃機関車両が抱える騒音・排気規制の壁をEVの特性で超える提案となる。

ロイヤルエンフィールド、大阪&東京モーターサイクルショーに出展

ロイヤルエンフィールドが2026年3月に開催される「第42回大阪モーターサイクルショー2026」と「第53回東京モーターサイクルショー2026」に出展を決定した。125周年を祝う特別モデルやジャパンプレミアとなる「METEOR 350 Sundowner Special Edition」を国内で初披露する予定だ。さらに、カスタムバイクビルダー「CUSTOM WORKS ZON」による並列2気筒エンジン2基搭載モデル「VITA」も展示される。両イベントでは全モデルの展示に加え、トークショーやプレスカンファレンスなどの企画も予定されており、ファンにとって見どころの多い出展となる。  

イタリア発エアフィルターブランド「BMC Air Filter」国内代理店化とTMS2026出展

イタリア発の高性能エアフィルターメーカー「BMC Air Filter」が、バイク用品総合商社山城の正規代理店として日本市場での取り扱いを開始する。BMCはF1やMotoGPトップチームでも採用される実績あるブランドで、その耐久性と吸気効率の高さが特徴となっている。山城はEC販売を重点に日本市場でのブランド価値を強化し、2026年春頃の入荷・販売開始を予定している。また「東京モーターサイクルショー2026」では、BMCを含む4ブランド合同ブースに出展し、エアフィルターの性能体験やレーシング仕様車展示などで来場者にアピールする計画だ。国内バイクパーツ市場に新たな選択肢が加わる動きとなる。 

バイクと暮らす賃貸「TWEED大森」登場

バイク愛好家向けの賃貸住宅「TWEED大森」が東京都大田区に誕生する。YouTuber・二宮祥平氏監修のもと設計されたこの木造3階建て・全3戸の物件は、各住戸に専用バイクガレージを備え、愛車と生活を密接に結びつけるライフスタイルを提案する。1階はガレージ、上階はカフェのような居住空間として設計され、バイクと日々を過ごす理想を具現化。都市部での利便性とツーリング拠点としての快適さを両立し、入居は2026年2月下旬から開始予定だ。 

カワサキ×MOTUL、共同開発ケミカル用品シリーズ発売

カワサキモータースジャパンが、MOTUL Japanとの共同開発による新しいケミカル用品シリーズを2026年2月2日から発売開始する。日常のバイクメンテナンスから細かなクリーニングまで対応するラインアップで、チェーンケアや車体の汚れ落としに加え、ヘルメットのケアアイテムも充実。MOTULの技術とカワサキの品質追求が融合した本シリーズは、ライダーが愛車をベストコンディションに保つための信頼できるパートナーとなることを目指している。製品は全国のカワサキ正規取扱店およびオンラインショップで購入可能だ。 

SPIDI、日本国内代理店権取得&ローンチイベント開催

イタリア発のプレミアムライディングギアブランド「SPIDI(スピーディ)」の日本国内代理店権を山城が取得し、既存代理店の56designと協業して展開を強化する。プロテクター保護具の普及とブランド認知拡大を目指し、2026年3月4日に都内で関係者向けローンチイベントを開催。SPIDI本社ゲストや元MotoGPライダー中野真矢氏のセッションを予定する。さらに東京モーターサイクルショー2026では、SPIDIを含む4ブランド合同ブースを出展し、新たな製品世界観をアピールする。国内市場でのプレミアムギア展開が本格始動する。 

SP CONNECT取扱いスタート、Motorimoda各店で展開

Motorimodaが2026年2月4日より、スマホマウント&ケースブランド「SP CONNECT」の取り扱いを全国の直営店で開始した。SP CONNECTは独自の「Twist-to-Lock」機構で着脱が確実かつ素早いバイク用スマートフォンマウントシステムを特徴とし、専用ケースと組み合わせることでツーリングやナビ利用時の利便性が高いアイテムとして人気を集める。Motorimoda銀座、神戸、名古屋、福岡などの各店舗では実物サンプルの展示を行い、ユーザーが実際に操作感を確かめられるようにしている。対応機種別のケースや各種アクセサリーも豊富に揃い、愛車とスマホの一体感を高めるソリューションとして注目を集める。 

ゴルフグリップ技術を応用したIOMICバイク用新グリップ登場

ゴルフ用品で名高いIOMICの技術をオートバイ用グリップに応用した新素材グリップがプロトから発売された。IOMICがゴルフグリップで培ってきた独自の素材「IOMAX」は、高い弾力性と耐候性を備え、低温でも感触が変わらず雨や汗にも強い。これをバイク用グリップに転用することで、しっとりと手に吸い付くようなフィット感と優れた操作性を実現。長時間ライディングでの手の疲労軽減や、繊細なアクセル操作にも寄与する。また豊富なカラー展開によりドレスアップ性も高く、ライダーの個性を引き立てるアイテムとして注目される。 

ドゥカティ100周年を祝うMAMORIOコラボ、実用性を備えた限定チャーム誕生

DUCATI創立100周年を記念し、NEARIZEが紛失防止タグMAMORIOとのコラボレーションを実施した。トリコローレを刻印した限定チャームは、ドゥカティジャパンが開催する「ファースト・スロットルフェア」にて、抽選で20名に贈られる非売品。世界最薄クラスのタグを内蔵し、記念性と日常で使える実用性を両立する。ツーリングや旅の時間に安心を添え、100年の歴史を日常へとつなぐ特別なアイテムとなる。

トライアンフ、2026年モデル「新型モダンクラシック」シリーズ全国展示開始

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2026年モデルの「新型モダンクラシック」シリーズが全国の正規販売店に入荷し、展示を開始したと発表した。Bonneville T100、T120、T120 Blackをはじめ、BobberやSpeedmaster、Scrambler 900、1200 XEなどのラインアップが揃い、伝統的なスタイルと現代的な装備が融合したシリーズとして注目を集める。価格やカラー展開も多様で、来店時には実車を確認できるほか、試乗も推奨されている。愛好家やクラシックファンに向けた展示・販売が本格化する。 

MUTT Motorcycles DRK-01 プレミアムライドキャンペーン始動

英国バイクブランド「MUTT Motorcycles」の日本正規代理店であるマットモーターサイクルズジャパンが、250ccモデル「DRK-01」購入者向けのプレミアムライドキャンペーンを2026年2月7日から8月31日まで実施する。このキャンペーンは対象車両を新規登録したオーナーに対し、アクセサリーやアパレルなどの購入費用として税込11万円分をサポートするもの。対象アイテムは正規販売店で取り扱うものであればブランドや種類を問わず、自分だけのMUTTライフを充実させるために使える。キャンペーン適用には新車成約と登録の完了が必要で、サポート金額は車両本体の購入費用には充てられない点に注意が必要だ。さらに詳細や注意事項は正規販売店で確認できる。  

MUTT Motorcycles 空冷モデル、ファイナル購入サポートキャンペーン開始

マットモーターサイクルズジャパンが「MUTT Motorcycles 空冷モデルファイナル購入サポートキャンペーン」を2026年2月7日から8月31日まで実施する。対象は空冷エンジンを搭載する250ccの新車で、期間中に新規登録を完了した顧客に対し、アクセサリーやアパレル購入費用として最大77,000円(税込)をサポートする。サポート金額は車両本体には充当できず、正規販売店で取り扱うアイテムに限り利用可能。ブランドやアイテムの種類は問わず、自分だけの「MUTT LIFE」を楽しむための費用として使える点が特徴だ。詳細や注意事項は全国の正規販売店で確認できる。 

初号機カラーのドゥカティが横浜に実体展示&レンタル企画スタート

エヴァンゲリオンレーシングとレンタルバイクサービスがコラボレーションした2026年企画「エヴァRT 初号機 パニガーレV4」が横浜・みなとみらいエリアのMARK ISで期間限定展示される。ドゥカティ「Panigale V4」をベースにした特別仕様車が登場し、単なる展示にとどまらず、展示後は指定店舗での体感レンタルも予定されている。レンタル期間は店舗ごとに設定され、横浜、東京都大田区、埼玉南エリアなどで順次実施される。本企画は見るだけでなく、実際に走らせる体験までを提供することで、作品とバイクの世界観を融合させた新しい体験価値を提案する取り組みとして展開される。 

バイク王、新TVCM「バイク愛と」全国放送スタート

バイク王&カンパニーが2026年2月2日から新テレビCMの全国放送を開始した。テーマは「バイク愛」とし、80年代の名作バイク漫画『バリバリ伝説』の世界観を起用することで、ライダーが抱く熱い想いを表現している。CMではライダーの日常やバイクへの愛着を描きつつ、バイク王の買取・販売サービスがその気持ちに寄り添う姿勢を示す構成となる。放映は地上波の全国ネットを中心に順次実施され、同時に新宿駅での屋外広告展開やSNSキャンペーンも行われる。世代を超えた共感を目指し、バイク文化の継承とブランド認知の拡大を狙う戦略だ。 

Gachaco、電動バイク普及促進の新キャンペーン開始

バッテリー交換式電動バイクサービスを展開するGachacoが、新規契約者向けのキャンペーンを2026年2月17日から3月17日まで実施する。期間中に東京・大阪のステーション対象エリアで新規契約を完了した個人・法人に対し、機種に応じて最大20,000円分のAmazonギフトカードを進呈する特典を用意するほか、充電器利用料が半年間無料になる特典なども提供する。また、東京都の事業として小型バッテリー交換機の一般利用を3月末まで無償で解放し、電動バイクの利便性向上と普及促進を狙う取り組みとなっている。 

カワサキプラザ小牧がリニューアルオープン

名神・東名・中央自動車道が交差する交通の要衝、愛知県小牧市の「カワサキプラザ小牧」が2026年1月30日にリニューアルオープンした。ショッピングセンター「トリコガーデン小牧」内に位置する大型店舗は、木目調の明るい店内に一新され、話題の新車モデルを多数展示している。新設された納車時ミニレッスンや初心者ツーリング企画など、ライダーのモーターサイクル生活を支えるイベントも充実させ、地域のモーターサイクルファンにとって魅力的な拠点となる。店舗情報やサービス詳細は公式サイトで確認可能だ。 

「みんなのバイク保険」で安心ライド応援キャンペーン始動

SBI日本少額短期保険が2026年2月2日から「みんなのバイク保険」を対象にした「走り出そう!安心ライド応援キャンペーン 第一弾」を開始した。期間は3月15日までで、期間中に新規契約が成立すると自動的に応募となり、抽選でB+COMやサイクル系ギア、デジタルギフトなどが当たる。キャンペーンは継続的に複数弾で実施され、バイクだけでなくスポーツサイクルやe-bike保険も対象となる予定だ。保険加入を通じてライダーの安心と楽しさを後押しする取り組みとして展開される。