エアコン付きの2人乗り電動モビリティ「Lean3(リーンスリー)」とは?

全長2,470mm x 全幅970mm x 全高1,570mm、ホールベース1,800mm。乗車定員は2名(国内ミニカー登録の場合は1名)。
ロボットの分野で進化してきた「アクティブ・リーン・システム」は、Gジャイロセンサーによって常に車体姿勢を推定しつつ、コーナリング時には前後の左右サスペンションをダイナミックにコントロール。コーナリング時に車体を最適な角度に傾斜させるのがポイント。

Lean3はコーナー走行時、二輪のバイクのようにバンクする画期的なしくみを導入したフロント2輪・リア1輪の三輪電動モビリティ。最先端のセンシングと制御技術により、安全で爽快な走行を実現。また環境負荷の少ないリーン(無駄のない)なボディの導入で、雨天時の買い物や普段の足にも最適。都市生活者にあらゆる利便性をもたらすのが特徴だ。

ボディ・ルーフ・フロントガラス・サイドガラスで覆われた車体は、雨風が凌げる“箱車型(全周型のキャビン採用車)”を採用。車体は乗用車の約1/3にコンパクト化(※注1)。

2人乗りできる(※注2)エアコン付きの快適な室内、道路渋滞も回避可能なコンパクトボディなど、都市生活者にあらゆる利便性をもたらす、スモールEVに設計されているのがポイント。

同車は愛知県豊田市にある国内の電動バイクメーカー「リーンモビリティ(Lean Mobility)」が開発・生産。代表・谷中壯弘氏は元トヨタのエンジニア。Lean3は谷中氏がトヨタに了承を得て、在籍中に自身が開発した試作車「i-ROAD」のコンセプトを引き継いだ一台だ。

国内では東京オートサロン2026やジャパンモビリティショー2024などに展示。2025年夏、台湾で法人向けのプレオーダーを開始し、初日のみで500台を超える法人予約を獲得した。

個人向けにおいては、2000件を超える調査結果から短距離移動ニーズの強さが示されており、通勤や子育て世帯、高齢者利用など幅広い生活シーンでの活躍が期待されている。メーカーは日本・台湾では2026年の年央から納車を開始し、欧州市場には2027年より展開していくと発表。

※注1:停車時の天面からの投影面積が乗用車の1/3
※注2:台湾では一般公道で2人乗り可能。国内ではカテゴリーが「ミニカー」となるため1人乗り専用(2人乗り不可)。国内での最高速度は60km/h

Lean3の開発コンセプトや構造については下記ページで詳しくレポート中!

エアコン付きの2人乗り電動モビリティ! フロント二輪・リア一輪、車体をバンクさせてコーナリング|ジャパンモビリティショー2024 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

東京モーターショーは2023年より、モビリティ業界を起点とした共創プラットフォームの実現を目指し、従来の「東京モーターショー」から「JAPAN MOBILITY SHOW」に刷新。この催しは、ビジネス向けイベントとショー […]

https://motor-fan.jp/article/122325/
【続報】エアコン付きの電動三輪モビリティ「Lean3」。2026年に国内納車開始。|台湾仕様は二人乗り | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

都市型のスモールEV。リーンモビリティが開発した三輪車「Lean3(リーン3)」 愛知県豊田市にある国内の電動モビリティメーカー「リーンモビリティ(Lean Mobility)」が開発した、都市型スモールEVの新カテゴリ […]

https://motor-fan.jp/article/1332935/

全国展開の「オートバックス」が国内で販売・整備・メンテナンスを実施! 2026年8月より開始予定

スポーツカーに繁用のD型ステアリングを導入。アクセルペダル、ブレーキペダル、ウインカーアーム、ワイパーアームの配置はガソリン車やEVのクルマと同じ。

「オートバックス」はタイヤやホイールを始めとした自動車用品や自動車用アイテムの販売、タイヤ交換、オイル交換、車検受付などのサービスを実施するカー用品の国内最大手チェーン。北は北海道から南は沖縄まで、全国で約600店舗を展開中だ。

オートバックスは2026年8月より、国内でLean3の販売・整備・メンテナンスを開始予定。車両購入から車両の整備や修理まで、一貫したサービスを行う。

現況、ネットで手軽に購入できるコンパクトな電気自動車や電動バイクは安価で便利だが、故障時などのアフターサービスが不明瞭である等、特に「メカが苦手」という女性やお年寄りにはややハードルが高い。

オートバックスの強みは、何といってもリアル店舗の展開と店舗数の多さ。都市部での使用を想定したLean3は、近隣のオートバックスで購入し、メンテナンスから修理まですべてお任せできるのが大きなポイント(出張サービスシステム等が構築されれば、なおさら嬉しい)。

Lean3は道路渋滞も回避できるコンパクトボディを採用。都市生活者に利便性をもたらすスモールEVとして設計されているのが特徴だ。

Lean3(リーンスリー)のメリット

◎都市部でLean3を利用するメリット:1

駐車場代がかからないこと。都市部では月極の駐車場代は数万円。都心を離れたベッドタウンでも、毎月数千円のコストがかかる。乗用車の約1/3にまでコンパクト化されたLean3ならば、バイク1台分のスペースがあれば駐車可能。一般家庭はもちろん、営業車などを多数保有する法人などには大きなメリット。

◎都市部でLean3を利用するメリット:2

二輪車のような渋滞路でのすり抜けは、たとえ乗用車の約1/3にまでコンパクト化されたLean3でも、幅広の幹線道路以外は現実的でないと推測。たとえ可能だとしても道路交通法違反に問われる可能性あり。また四輪車との接触のリスクが極めて高い。

都市部にてLean3を使うメリットは、道路で同車を見た四輪ユーザーが、Lean3に車種変更すること。これによりLean3が増え、道路渋滞が緩和される。かなり長期的なスパンとなるが、この点は軽自動車よりも社会的メリットが大きいと思われる。

〇地域を問わずLean3を利用するメリット:3

ガソリン代がかからず充電時の電気代のみ。これはEVならではの大きなメリット。しかも軽量コンパクトで小型電動モーター(ミニカー扱い。詳しくは下記参照)だから大型電動モーター搭載の四輪EVよりも省電力。

〇地域を問わずLean3を利用するメリット:4

Lean3はミニカーに区分(※注3)。ミニカーとは道路運送車両法では原動機付自転車(原付)、道路交通法では普通自動車に該当するモビリティ。

保険や税金は原付扱いだから維持費は安価。一般公道での最高速度は60km/h、ヘルメットの着用義務なし、二段階右折義務なしだからスムーズかつ快適に走行OK。

区分ミニカー(水色ナンバー)
運転免許証普通自動車免許
最高速度(一般道)60km/h
高速道路や自動車専用道路走行不可
車庫証明不要
ヘルメットの着用義務不要
二段右折義務不要
乗車定員1名
最大積載量90kg

※注3:ミニカーとは排気量20cc超50cc以下、または定格出力0.60kW以下の原動機を有するモビリティ。道路運送車両法では原動機付自転車(原付)。道路交通法では普通自動車扱いとなる。運転には普通自動車免許が必要。乗車定員は1人。積載量は90kg以下に制限。法定最高速度は60km/h。道交法上は原動機付自転車ではなく普通自動車に該当するため、二段階右折義務やヘルメット着用義務なし。車体サイズは全長2.5m以下、全幅1.3m以下、全高2m以下。

「原付のジャイロを水色ナンバー(ミニカー登録)にする方法は?」|三輪バイクにまつわる疑問点、一問一答|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

スリーター(三輪=スリー+スクーターを合わせた略語)と呼ばれるジャイロXやジャイロキャノピーなどの三輪スクーターを、ノーマルの原付一種から利便性が高まるミニカーに変更するには、具体的にどうすればいい? 神奈川県横浜市にある三輪バイクのエキスパート「HVファクトリー」に聞いてみました。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)取材協力●HVファクトリー https://hvfactory.com/

https://car.motor-fan.jp/article/10019297
「ジャイロのナンバープレート、白色と水色の違いはナニ?」|三輪バイクにまつわる疑問点、一問一答|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

スリーター(三輪スクーターのこと)と呼ばれる三輪のジャイロシリーズには原付一種(~49cc)の白ナンバーや、ミニカーの水色ナンバーなどがある。それぞれの違いや特徴は何? 神奈川県横浜市にある三輪バイクのエキスパート「HVファクトリー」に聞いてみました。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)取材協力●HVファクトリー https://hvfactory.com/

https://car.motor-fan.jp/article/10019243

販売予定価格は169万8000円~(税込/補助金含まず)。「買うなら軽自動車の方がいい」という声もあるが……

Lean3と軽自動車の特徴や維持費を比較!

ネットの書き込みやSNSでは、「コストパフォーマンスを考慮したら、自分ならLean3ではなく軽自動車を買う」という意見もあり。ここではLean3(ミニカー)と軽自動車の特徴や維持費の違いを見てみよう。

ミニカー(Lean3)軽自動車
運転免許証普通自動車免許普通自動車免許
最高速度(一般道)60km/h60km/h
高速道路や自動車専用道路×
車庫証明なし必要
ヘルメット着用義務なしなし
二段階右折義務なしなし
乗車定員1名大人4名
最大積載量90kg350kg
EV充電コンセントの設置不要必要
航続距離100km450km ※注4
※注4:燃料タンク容量30L、走行燃費15km/Lの車両を想定
ミニカー(Lean3)軽自動車
自動車税(年1回)3700円1万800円
自賠責保険(2年分)8560円1万7540円
自動車重量税なし3300円(1年分)
任意保険(1年)3万円前後 ※513万円前後 ※注5
車検費用なし10万円前後 ※注6
電気代/ガソリン代
(100km走行あたり)
40円前後 ※注71000円 ※注8
※注5:年齢20歳以上、対人無制限、対物無制限の一例(保険会社や条件により異なる)
※注6:新車購入時は3年。以降は2年ごと。記載の価格は5年目の一例
※注7:国内の人気原付EVを数台選択し、満充電時の電気代を平均化した価格
※注8:走行燃費15km/L、レギュラーガソリン1L=150円で換算

筆者が考える8つのポイント! Lean3(リーンスリー)はこんな人におすすめ

1:片道10km以内の通勤・通学・近所の買い物など一人乗りで使用

2:長距離走行はしない。片道10km以内の短距離走行がメイン

3:燃料費(電気代)や維持費を抑えたい

4:延長コードの設置等、駐車場所に家庭用100V電源が引ける環境にある

5:CO2削減や渋滞緩和に貢献したい

6:営業車を多数抱える法人の場合、駐車場料金やランニングコストが大幅に抑制できる

7:“我が家にもう一台”のサブカーとして使いたい

8:バイクでもクルマでもない走行フィーリングを楽しみたい

まとめ:百聞は一見にしかず。パソコン画面を見ながら思案せず、すべては試乗してから判断すべし!

Lean3の販売予定価格は169万8000円~(税込/補助金含まず)。これは新車の軽自動車が購入できるプライス。

筆者的には「100万円位ならば……」というのが第一印象。でも上記のランニングコストを計算した結果、使い方次第では「購入あり!」」という印象だ。

時代の先端を行く既存の常識を取っ払った同車は、個人や法人の用途や使い方、また好みにより意見は二分するだろう。巷では「軽四輪並の169万8000円~は高いか? 安いか?」論争も勃発。だがパソコン画面上の写真やスペック、そして概要からは、商品の本質や本当の良さは分からない。

百聞は一見にしかず。パソコンの画面を見ながらアレコレ思案するよりも、筆者的にはぜひ一度試乗してみたい。読者の皆さんも、その目で見て試乗してみるべし! 同車の価格が高いかお買い得かの判断は、その時に判断すべきだと思う。

Lean3は「どんな乗り味なのか?」に加え、「ソロキャンプはできるのか?」「車中泊もできる?」等々の興味を煽る、遊び心をくすぐる一台でもある。

Lean3(リーンスリー) 主要スペック

車両区分:第一種原動機付自転車(ミニカー)
全長×全幅×全高: 2,470mm×970mm×1,570mm
乗車定員:1名
最高速度:60km/h
航続距離:約100km(WLTCモード値 Class1)
充電時間:約5時間(AC200V普通充電)、約7時間(AC100V普通充電)
主要装備:エアコン、パワーウインドウ、デジタルメーター、プッシュ式シフト 等
安全装備:ELR付3点式シートベルト、車両接近通報装置、アクティブ・リーン・システム、前後ディスクブレーキ 等