前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2026年2月9日〜15日に発表されたニュースを紹介する。

耐久性と取り付け性を大幅進化。ライダー視点で設計された新シリーズの全貌

千葉県流山市のタナックスが、オートバイ用バッグの定番である「MOTOFIZZ シェルシートバッグ」シリーズを全面刷新し、2026年2月20日より新型シェルシートバッグおよびシェルサイドバッグシリーズの販売を開始することを発表した。この新シリーズは、YKK株式会社との共同開発による高耐久ファスナーや独自のバックル機構を採用し、耐久性と装着性を追求したモデルへと進化している。従来モデルの人気を受け継ぎながら、現代のツーリングニーズに応えるべく多くの改良が施されている。

タナックスが新シリーズで特に力を入れた点は、取り付けの確実性と耐久性の向上だ。ラインアップ全モデルに採用された「PF(ピボットフォージ)バックル」は、従来の固定式バックルとは異なり、接合部が回転する構造を持つ。これにより取り付け時のねじれ負荷を分散し、バックル破損のリスクを低減すると同時にワンタッチでの着脱を可能としている。引張り強度は700N以上と高く、過酷な使用環境にも耐える設計だ。

ファスナーには、大型スーツケースなどにも使われる耐摩耗性に優れた「YKK WOVEN TOUGH ZIPPER」を採用。バッグのメイン開口部はロック用穴付きスライダーとなっており、南京錠やワイヤーロック等と併用することで防犯性も高められている。また、破損しやすいスライダーの引手部分は交換修理が可能となっており、長期使用を考慮した設計がなされている。

さらに新シリーズでは、ライダーの利便性を高める細やかな工夫も盛り込まれている。多くの品番にDリング付きポケットが配置されており、別売りのワイヤーロック「モトフィズロックポケット」(価格1980円・税別)を収納できる仕様となっている。これにより、バッグ本体や収納物の盗難防止に役立つ構造となっている。雨天時の備えとしては、ロールアップ式防水インナーが標準付属し、別途レインカバーを装着する手間を省くとともに、インナーカバーは視認性の高い明るいグレー色を採用している点も特徴だ。

新型シェルシートバッグシリーズは、多様なライダーのニーズに応えるべく複数のサイズと容量で展開される。コンパクトな「シェルシートバッグS」(容量3.5L、価格1万4300円・税込)は、必要最小限の荷物をスマートに収納できるモデル。一方で、日帰りツーリングに適した「シェルシートバッグM」(容量10〜14L、価格1万8700円・税込)や、十分な荷物を積載可能な「シェルシートバッグL」(容量14〜18L、価格1万9800円・税込)といったモデルもラインアップする。また、ツアー向けの「ツアーシェルシートバッグM」(容量25L、価格2万2000円・税込)は、ロングツーリングを想定した余裕ある容量を確保している。

シェルサイドバッグシリーズにも大きな改良が施されている。「ツアーシェルケースM」(片側容量20L、価格3万7400円・税込)はパニアケースより気軽に使える設計で、ステー不要のベルト取り付けにより多くの車種に対応する。また、スポーツモデル向けの「カービングシェルケース2」(片側容量16L、価格3万9380円・税込)や、スーパースポーツ車向けの「カービングシェルケース2SS」(片側容量10L、価格3万5200円・税込)もラインアップし、車両の特性に合わせた選択肢を提供している。

新シリーズの発表により、タナックスはツーリングバッグ市場における存在感を一層高めることとなった。タナックスのWebサイトでは詳細な製品情報を掲載しており、発売に合わせてユーザーからの注目が高まることが予想される。 

サイン・ハウスが会員制サイト「SYGN HOUSE .MEMBERS」開設を発表

サイン・ハウスが2026年2月18日から、バイク用品ユーザー向けの無料会員サービス「SYGN HOUSE .MEMBERS」をスタートすることを発表した。新サービスは製品登録や修理依頼、スペアパーツ購入、サポート問い合わせをオンラインで一元管理できる会員制サイトで、登録した製品の保証期間延長や修理時の送料優遇などの特典が付帯する。従来の店頭対応では対応しきれなかったパーツの手配や消耗品購入の利便性を高める狙いで、オンラインパーツショップとしての機能も搭載することでユーザーの利便性向上を図る。サイトでは名前とメールアドレスを登録するだけで利用が可能となり、会員限定の特典として製品保証の延長や修理時送料の無料化、パーツ購入時の送料無料条件の緩和などが設定されている。B+COM製品をはじめとしたサイン・ハウス製品ユーザーの利便性を高め、アフターサービスの充実を目指す新たな取り組みとして注目される。 

fcl. がバイク用2色LEDフォグにスイッチステー標準付属へ

fcl.ブランドを展開するWiNEEDS HOLDINGSが、人気のバイク用 2色切り替えLEDフォグランプ に手元スイッチの 金属製ステーを標準装備 とした改良版を発売した。これまで付属していたゴム製Oリング固定は振動や経年劣化による不安が寄せられていたが、今回の金属ステー追加でスイッチを確実に固定できるようになり、走行中の操作性と安心感が向上した。フォグ本体はホワイトとイエローの切り替えが可能で、天候や時間帯に応じた視認性を確保。片側10Wの省電力設計により、125ccクラスや旧車でもバッテリー負荷を抑えつつ十分な明るさを実現する。また必要なステーや配線が一式揃うオールインワンセットで、購入後すぐに装着できるのも魅力だ。ライディングの安全性と利便性を高めるカスタムパーツとして注目される。 

マエヒロドームがオートキャンプ対応へ進化、新モデル「Extra」誕生

デイトナがツーリングテント「マエヒロドーム」シリーズの新たな展開として、車でのキャンプに最適化したドーム型2ルームテント「マエヒロドームExtra(エクストラ)」を発表した。バイクキャンプで培われた軽量でコンパクトな設計思想を受け継ぎつつ、天井高約185cmの広い居住空間を実現し、着替えや荷物整理時でも腰をかがめずに過ごせる快適性を追求したモデルとなっている。前後に大型メッシュパネルとベンチレーターを配置することで優れた通気性を確保し、熱気や湿気の滞留を防ぐ構造も特徴だ。設営はアルミポール2本というシンプル設計で直感的に組み立てができ、初心者でも戸惑うことなく設置が可能。さらに、バイク用テント由来の高い積載性により、ジムニーなど積載量の限られた車でも効率よく積み込める。重量約6.6kg、収納サイズ約48×φ28cmと取り回しの良さも魅力で、Makuakeでの先行受注も開始されている。オートキャンプとデュオキャンプ双方のニーズに応える新モデルとして注目される。 

1台で頼れる安心装備「JESIMAIK U30」誕生

JESIMAIKが新たな多機能ジャンプスターター「U30」を発売した。エンジン始動・空気充填・給電・LED照明という4つの機能を1台に集約し、車やバイクのトラブル、キャンプやアウトドアでの緊急時にも幅広く対応する製品として定位する。U30は最大1500Aのピーク電流を発揮し、ガソリン車8.0L以下やディーゼル車5.0L以下までのエンジン始動が可能な高出力設計を採用。22mm大径シリンダーと80Wモーターにより最短約30秒での空気充填を実現し、自動停止機能により過充填の不安も抑えている。内蔵する15000mAhバッテリーは18W急速充電に対応し、スマホなどへの給電もこなす。また高輝度LEDライトは通常照明・SOS・ストロボの3モードを備え、夜間作業やキャンプでの視界確保にも貢献する。インテリジェント始動設計による安全性と4役の実用性を兼ね備えたU30は、日常の安心装備としてだけでなく、突発的な困難に備える必須アイテムとなるだろう。 

ユーザーの声から誕生したジャンプスターター専用ロングブースターケーブル

SPEEDERブランドを手がける三金商事が、ジャンプスターター Ignic Pro / Ignic Neo 向けに専用 ロングブースターケーブル の販売を開始した。従来のブースターケーブルではケーブル長が足りず、バッテリー配置や駐車環境によって使用が制約されるというユーザーの声を受けて開発されたオプションだ。長尺化したケーブルは取り回しに余裕を持たせつつ、専用設計により収納時のコンパクトさも維持。耐久性と安全性を考慮した設計で、プロ仕様のレスキュー作業にも対応できる仕様になっている。Ignicシリーズはスーパーキャパシタ式ジャンプスターターとして軽自動車から普通車まで幅広く対応するモデルで、今回のオプション追加により、バッテリー上がりなどの緊急時対応性能をさらに引き出せるようになった。各ECモールで販売が進み、セールも実施されている。ユーザーの実際の“困った”を反映したアクセサリーとして、安心で快適なジャンプスタート作業をサポートする存在となるだろう。 

バッテリーレスで充電不要、極寒でも始動する高安全ジャンプスターター登場

カー用品ブランド MAXWIN を展開する昌騰が、スーパーキャパシタ搭載の高安全ジャンプスターター「K-CJS01」 の販売開始を発表した。リチウム電池を用いずバッテリーレス構造としたことで充電不要、放置しても劣化せずいつでも使用可能な点が最大の特徴となる。スーパーキャパシタ(2500F)によりピーク電流最大2000Aを発揮し、ガソリン車8L、ディーゼル車6Lまで対応。業務用レベルの安全設計として逆接保護や短絡保護など4重の安全システムも搭載し、発火リスクもほぼ排除した。-40℃の極寒環境下でも始動性能を維持するため、冬季レジャーや災害時の緊急対応にも適する。IPS液晶モニターは視認性が高く初心者でも操作を迷わず、夜間作業や緊急時に役立つLEDライトも内蔵している。車両のバッテリー上がり対策としてだけでなく、安全性と即応力を重視するユーザーに訴求する新モデルだ。 

トライアンフ、2026年JNCC開幕戦「サザンハリケーン大阪」参戦体制を発表

トライアンフモーターサイクルズジャパンが2026年シーズンより全日本クロスカントリー選手権(JNCC)への協賛と参戦活動を本格始動し、2月15日開催の開幕戦「サザンハリケーン大阪」への参戦体制を発表した。オフロード市場開拓と「新型エンデューロモデル」の性能実証を目的に、4チーム・4名のライダーがトライアンフのTF 250-Eを駆って挑む布陣となる。エースとしてオーストラリアのエンデューロトップ選手ステファン・グランキストが名を連ねるほか、ベテランの松尾英之やモトクロスで活躍する小笠原大貴、2025年IAクラスランキング2位の保坂修一らが参戦する。大会は大阪府河内長野市のプラザ阪下で行われ、多彩な路面と名物セクションがライダーを待ち受ける。また開幕戦前日の2月14日には新型エンデューロモデルの試乗会も予定されており、今後の各会場でも試乗会実施が計画されている。今回の体制はトライアンフのオフロード競技への新たな挑戦として注目される。 

配達NAVITIMEが業界初の「ミニカー対応」ナビを搭載

ナビタイムジャパンが配達専用アプリ「配達NAVITIME」において、2026年2月10日から一人乗りの「ミニカー」向けルート検索機能を業界で初めて導入した。ミニカーは道路交通法上は普通自動車、道路運送車両法では原動機付自転車に分類されるなど独自の交通ルールがあるため、従来の車や原付とは異なる走行条件に対応した専用ナビが求められていた。この新機能により高速道路や自動車専用道路を回避しつつ、二輪車通行禁止区間や一般有料道路の通行条件も考慮した最適ルート案内が可能となる。また一般有料道路の通行料金は原付一種と同等の料金で計算され、ミニカーの実際の運用に即したナビゲーション性能を実現している。配達業務に特化した同アプリはこれまで自転車、原付バイク、トラックなど多様な車種のルート検索に対応してきたが、ミニカー対応の追加によりラストワンマイル配達の利便性をさらに高める。ナビタイムは今後も配達者のニーズに応じた機能拡充を進めていく方針だ。 

出張整備体制が全国へ拡大、SWALLOWとアプティが提携

出張整備サービスを手がけるアプティが、電動モビリティメーカーのSWALLOW合同会社と業務提携し、新たに全国約4,000名の整備士による「出張アフターサポート」体制を開始した。SWALLOWの電動キックボードや電動バイク、小型電動車両などを対象に、ユーザーの自宅や指定場所へ整備士が直接訪問して点検や定期メンテナンス、用品取り付け、修理までを一貫して実施するサービスを展開する。従来は販売店や修理拠点まで車両を持ち込む必要があったが、今回の出張対応によりユーザーの負担を大幅に軽減する。両社の提携によって、SWALLOWは全国規模のアフターサービス体制を自社で構築する必要がなくなる一方、アプティは登録整備士に柔軟な仕事機会を提供し、働き方改革の新しい選択肢を創出する。電動モビリティの普及が進む中で、購入後のメンテナンスインフラ強化という課題に対応する取り組みとして注目される。 

Ninja Team Green Cup 岡山戦、エントリー受付間近

カワサキモータースジャパンが2026年3月22日に岡山国際サーキットで開催される「2026 Ninja Team Green Cup 岡山国際サーキット」のエントリー受付開始を発表した。申込は2月15日から2月24日までで、先着44台の枠を2万1000円(税込)の参加料で受け付ける。レースは予選10分+決勝8周のフォーマットで、クラスは初心者向けのクラス1と経験者向けのクラス2に分かれる。専属スタッフによるサポートプログラムも用意され、書類準備や車検、ライディングアドバイスまで当日の不安をフォローする体制だ。初参加者には限定レーシングパラソルを贈呈し、プロカメラマンによる走行写真の提供やレンタルレーシングスーツのサービスも提供される。Ninja Team Green Cupはレース未経験者でも自走で参加可能なイベントとして人気を集めており、サーキット走行の魅力を体感する絶好の機会となる。なお参加申し込みは専用サイト「モタスポ.net」から行う。 

新型「Trident 800」、全国正規販売店で入荷・展示開始

トライアンフモーターサイクルズジャパンが2026年2月10日付で発表した新型「Trident 800」が、ついに全国の正規販売店に入荷し展示が始まった。2025年10月28日に初公開されたこのネイキッドロードスターは、新設計の798cc 3気筒エンジンを搭載し、瞬時のスロットルレスポンスと力強いトルク特性を持つ。調整式のShowa製サスペンションをはじめとする軽量シャーシや、リーン感応型最適化コーナリングABS、トラクションコントロール、Triumph Shift Assistなど多彩な最新装備も備える。カラーバリエーションはJet Black、Ash Grey、Carnival Redの3色が用意され、価格帯は124万9000円から126万9000円となる。都市を駆け抜ける爽快な走りを求めるライダーに向けたモダンなロードスターとして、試乗を含めた体感が推奨される。 

ライダー特化の「バイク旅応援プラン」、河津温泉郷 海遊亭で開始

静岡県河津町の全室オーシャンフロント宿「河津温泉郷 海遊亭」が、3月9日宿泊分から「バイク旅応援プラン」を開始する。自治体と連携し「ライダーに一番優しい町」を掲げる取り組みの一環で、バイク系インフルエンサー相京雅行氏が監修。屋根付き駐輪場や洗車スペース、無料洗濯機を備え、デイトナ製バイクカバーやJESIMIKA製ヘルメット乾燥機、KUSHITANI製ハンガーなど一流ブランド備品を無料貸出する。河津桜まつり期間中も駐輪場を確保し、チェックイン前後の利用にも対応。夕食は金目鯛の姿煮や本わさびを添えたわさび丼を提供し、温泉と海景色とともに伊豆の春を満喫できる内容となっている。バイク旅の不安を解消し、伊豆を“聖地”へと押し上げる挑戦が始まる。

日テレジータスがMotoGP開幕直前トーク番組を独占放送

日本テレビのCS放送局 日テレジータス が2026シーズンの MotoGP開幕直前トークバトル を独占放送することが発表された。番組は世界最高峰オートバイレース MotoGP の開幕を目前に控え、トップライダーとタレントが集い「今年の推しライダー」を語り合う内容となる。最高峰クラス2年目の日本人ライダー 小椋藍 やMoto2初挑戦の 古里太陽 などが出演し、ゼッケンにまつわるエピソードやレースへの意気込みを展開する。番組は前編が2月14日20時から、後編が2月21日20時からの放送予定で、CS放送とスマホ/PCでの配信で視聴可能だ。福田充徳らゲストも登場し、MotoGPファン必見のトークが繰り広げられる。なお放送日時や内容は変更の可能性がある。