AC Cobra GT Roadster

AC コブラ GTシリーズの生産を拡大

英国の生産拠点に加えて、T-エンジニアリングのトロールヘッタン工場でも製造されることで、AC コブラ GT シリーズの製造台数は大幅に増加することになる。
英国の生産拠点に加えて、T-エンジニアリングのトロールヘッタン工場でも製造されることで、AC コブラ GT シリーズの製造台数は大幅に増加することになる。

ACカーズは、スウェーデン・トロールヘッタンを拠点とする「T-エンジニアリング」と、新たな戦略的パートナーシップ契約を締結。AC コブラ GTシリーズの世界的な需要増加に対応し、生産キャパシティを拡大すると発表した。2011年にスウェーデンで設立され、様々な大手自動車メーカーをクライアントに持つT-エンジニアリングとの提携により、ACカーズはより大きな生産能力を確保することになった。

今後、T-エンジニアリングは、T-エンジニアリングのトロールヘッタン工場において、AC コブラ GT クーペとGT ロードスターの製造を開始。生産設備の提供だけでなく、ACカーズが進めるラインナップの電動化に関しても、T-エンジニアリングが保有する制御技術が活用される予定だ。

ACカーズのデイビッド・コンザCEOは、T-エンジニアリングとのパートナーシップ契約締結に喜びを隠さない。

「T-エンジニアリングとのパートナーシップ契約締結を心から光栄に思います。今回の提携により、ACカーズは世界トップクラスの開発チームと、彼らが保有する様々な施設を活用できることになりました。これにより、AC コブラ GT シリーズの生産拡大を後押しするだけでなく、車両開発スピードも飛躍的に向上することになるでしょう」

テスト拠点「Tレガシートラック」も活用

今回のパートナーシップ契約締結により、生産拠点だけでなく、T-エンジニアリングが保有する広大なテスト施設「Tレガシートラック」が車両開発に活用されることになる。
今回のパートナーシップ契約締結により、生産拠点だけでなく、T-エンジニアリングが保有する広大なテスト施設「Tレガシートラック」を活用し、車両開発を行うことになる。

今回のパートナーシップ契約には、T-エンジニアリングの技術スタッフのサポート、エンジンラボや組み立てスペースの活用に加え、トロールヘッタンのテスト施設「Tレガシートラック(T Legacy Track)」の使用も含まれている。Tレガシートラックは、様々なテスト・検証プログラムに対応しており、今後はACカーズの様々な車両がスウェーデンでテストされることになりそうだ。

ACカーズが保有する英国・サウスコーストの生産拠点、ドイツのエンジニアリング部門に、スウェーデン・トロールヘッタンの生産拠点とテスト施設が加わることで、ACカーズの生産能力と開発スピードは飛躍的に向上。T-エンジニアリングの技術的なサポートにより、パフォーマンス面でのアップデートも期待されている。T-エンジニアリングのクラウス・ルンドグレンCEOは、ACカーズとの協力関係について次のように付け加えた。

「私たちT-エンジニアリングと、ACカーズとのパートナーシップ締結は大きな興奮を呼ぶことになるでしょう。車両開発開発をサポートし、製造拠点を提供できることを光栄に思っています。私たちはACカーズを完璧にサポートし、未来に向けた素晴らしい協力関係へと発展することを確信しています」

「AC コブラ GT シリーズ」を動画でチェック!

「AC コブラ GT クーペ」と「AC コブラ GT ロードスター」に、2.0リッター直列4気筒エンジン仕様を追加する。

「コブラに2.0リッターエンジン? しかもDCT?」ラインナップを拡大で魅力を増した「AC コブラ GT 」【動画】

英国を拠点にAC コブラのリバースプロジェクトを手がけるACカーズ(AC Cars)は、AC コブラ GTシリーズに、最高出力395PSを発揮する2.0リッターエンジンを2026年から追加する。2.0リッターエンジンを搭載するAC コブラ GT ロードスターとGT クーペの価格は、税込みで23万5000ポンドからとなる見込みだ。