中国ブランドの本格モトクロッサー、KOVE MX250 GEN2登場｜軽量・高出力で日本市場に進出

KOVE・MX250…76万8,000円

中国の新興モーターサイクルブランドKOVEが開発したモトクロッサー「MX250」が、2025年8月に日本市場で発売される。価格は76万8,000円（税込）で、5月18日まで予約を受け付けている。GEN2（第二世代）となった本モデルは、エンジンの刷新やサスペンションの改良など、大幅なアップデートが施されている。

軽量コンパクトな車体に40.8PSの高出力エンジンを搭載

MX250 GEN2は、水冷4ストロークDOHC単気筒249ccエンジンを搭載し、最大出力40.8PSを発揮する。エンジン単体の重量はわずか26kgで、車両全体の重量も101kgと軽量に仕上がっている。HC700高強度鋼材を使用したダブルクレードルフレームとアルミサブフレームを採用し、幅190mmの細身のシートにより、日本人ライダーにも適したコンパクトな車体となっている。

DLCコーティングを施したサスペンションで作動性向上

サスペンションには、フロント310mm、リア300mmのストロークを持つYU-AN製を採用。GEN2では、フロントフォークのインナーチューブにDLC（Diamond-Like Carbon）コーティングを施し、作動性の向上と耐久性の強化が図られている。これにより、オフロードでの過酷な走行にも対応できる性能を備えている。

エンデューロやラリー仕様の派生モデルも開発中

MX250をベースにしたエンデューロレーサー「MX250/350Enduro」や、ラリーマシン「250/350RALLY」の開発も進行中で、2026年の発売が予定されている。これにより、KOVEはモトクロスだけでなく、エンデューロやラリーといった多様なオフロードシーンへの展開を目指している。

純正パーツの通販やマニュアルの提供も充実

MX250の純正パーツは、KOVE JAPANの別事業部であるGunsmith BATONのECサイトで通販が可能。また、英語版のマニュアルやパーツリストもダウンロードページで提供されており、メンテナンスやカスタマイズをサポートする体制が整っている。

KOVE MX250 GEN2は、軽量で高出力なモトクロッサーとして、日本のオフロードバイク市場に新たな選択肢を提供することになる。その性能と価格のバランスから、初心者から上級者まで幅広いライダーに注目されるモデルとなりそうだ。 

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