ヤマハ・MT-25/03 Touring…70万5100円〜

ヤマハ発動機は、MT-25/03 ABS/ベースにツーリング向けアクセサリーを装着した「MT-25/03 Touring」を2025年5月30日に発売する。メーカー希望小売価格は税込70万5,100円(本体価格641,000円)〜で、基本車両価格に対し約7万円の上乗せとなる。

この価格には、ツーリングスクリーン、ナックルガード、グラフィックシール、クイックシフトキット、シートバッグSの5点のアクセサリーが含まれており、個別購入よりも約3,000円お得な設定となっている。

ツーリング仕様の主な装備

「MT-25/03 Touring」は、長距離走行時の快適性と利便性を高めるため、以下のアクセサリーを標準装備している。

まず、約450mmの高さを持つツーリングスクリーンは、走行風を効果的に遮り、ライダーの疲労を軽減する。専用設計のステーにより、車体との一体感も高められている。

ナックルガードは、走行風や小石などから手元を保護し、快適なライディングをサポートする。また、専用のグラフィックシールが付属し、外観のアクセントとしても機能する。

クイックシフトキットは、クラッチ操作なしでのシフトアップを可能にし、スムーズな加速と疲労軽減に寄与する。

さらに、容量20〜26LのシートバッグSは、日帰りから1泊程度のツーリングに適した収納力を持ち、拡張機能やレインカバーも備えている。

ベースモデルの進化点

ベースとなるMT-25/03 ABSの2025年モデルは、アシスト&スリッパークラッチ(A&Sクラッチ)の採用により、クラッチ操作の軽減とシフトダウン時の車体挙動の安定化を実現している。

また、スマートフォン用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」に対応した新型LCDメーターや、USB Type-Aソケットの装備により、利便性が向上している。

シート形状の見直しにより、足つき性とパッセンジャーの乗りやすさも改善されており、リア外装のデザイン変更やエンジン外装の塗色変更など、細部にわたるアップデートが施されている。

「MT-25 Touring」は、これからツーリングを始めたいライダーや、快適なロングライドを求めるユーザーにとって、魅力的な選択肢となるだろう。専用アクセサリーの装備により、追加のカスタマイズなしでツーリングを楽しむことができる点も大きなメリットである。

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