VOLKSWAGEN GOLF

エクステリアの変更は小規模

リアはバンパーとテールライトの意匠が変更される。

ゴルフのマイナーチェンジが近々発表されそうだ。カモフラージュを最小限に抑えたプロトタイプがオーストリアで目撃された。フロントは、バンパーとグリルに小変更が施されているほか、ヘッドライトユニットもスリムな形状に変更されているようだ。リアは、バンパーのデザインとテールライト内部のグラフィックが変更される模様だ。

「ID.7」と同様の大型モニターを採用?

エクステリアの変更は僅かだが、インテリアはアップデートが図られそうだ。

エクステリアの変更が小規模な印象を受ける一方、インテリアはインフォテインメント・システム用のタッチスクリーンが大幅に拡大されるだろう。残念ながら車内を写した写真は入手できなかったが、電気自動車の「ID.7」に搭載されている15インチのユニットと同様のモニターが採用されると思われる。

下位グレードには、「ID.3」の12インチスクリーンが搭載されるかもしれない。現行モデルのモニターが10インチディスプレイであることを考えれば、大きなアップデートと言えるだろう。

エンジンを載せた最後のゴルフとなるか

今回のマイナーチェンジでGTIとRに2.0 TSIが復活?

VWは、2033年からEVのみを生産する。今回のマイナーチェンジモデルがエンジン(ICE)を搭載した最後のゴルフとなる可能性が高く、ボンネットの下にサプライズはないだろう。マイルドハイブリッド技術を採用した1.5 TSI Evo直列4気筒ガソリンターボエンジンのアップデート版をメインに、エントリーモデルの1.0 eTSIも環境性能向上のために改良が施される可能性はある。

ディーゼルの廃止を前に、2.0 TDIが最後に登場をするかどうかは分かっていない。2.0 TSIはGTIとRグレードで復活することは間違いなく、電動化も行われるかもしれない。

今回乗った3台は、それぞれキャラクターも価格も被らずに見事に分かれていた。いずれも魅力的なクルマ達ばかりだった。

【荒聖治の2023新春サーキットテスト】3台走らせてコンパクトスポーツカーの愉しみをまとめる

今やスーパースポーツならずとも400PSを超える高出力を持つ時代だ。駆動方式もボディ形状も多彩なコンパクトスポーツモデル3台を集めて、筑波サーキットでその実力をレーシングドライバー荒 聖治が測った。それらはいずれも異なる魅力に溢れた3台だった。本人も思い入れのあるカテゴリーというが、その背景も含めて語った。