Hennessey Venom F5 Stealth Series

専用のカーボンコンポーネントを導入

ヘネシー ヴェノム F5 ステルス シリーズのエクステリア。
ヴェノム F5 ステルス シリーズは、シャシーだけでなく、ボディコンポーネントにハンドメイドで製造された専用のカーボンファイバー製パーツが奢られる。

ザ・クエイル モータースポーツ・ギャザリングで初公開された「ヴェノム F5 ステルス シリーズ」は、サーキット走行を想定し、専用のエアロダイナミクスと大幅な軽量化を施したヴェノム F5 レボリューション クーペのみに設定される。

ステルス シリーズは、ブラックとスモークを基調としたネイキッドカーボンファイバー製コンポーネントと、丹念にハンドペイントされたボディパネルをバランス良くレイアウト。専用のカーボン製パーツは、ノーズに取り付けられたヘネシーの「H」バッジを起点に、ウインドスクリーンに向かって広がり、その後ルーフ上を流れて絞り込まれる。さらに、エンジンカバーを経て、ミッドマウントされたクワッドテールパイプ上にあるリヤデッキの後端まで続く。

ボディシェルとシャシーに使用されるすべてのカーボンファイバー製パーツは職人が手作業で積層し、外装パネルも手作業でペイントされる。最高出力1842PSを発揮する6.6リッターV型8気筒「フューリー」ツインターボエンジンは、カーボンファイバー製モノコックシャシーに搭載。シングルクラッチ・ロボタイズドMTを介して、後輪を駆動する。

4億円を超えるプライスタグ

ヘネシー ヴェノム F5 ステルス シリーズのエクステリア。
大型化されたフロントスプリッターやルーフマウント・エアスクープなど、レボリューション クーペ由来の空力パーツが採用された「ヴェノム F5 ステルス シリーズ」。ザ・クエイルでの発表時点で3台がソールドアウトし、価格は非公開だが、300万ドルを超えるという。

99台が生産されるヴェノム F5のうち、3台が割り当てられるヴェノム F5 ステルス シリーズは、ザ・クエイルでの初公開時点で3台すべてがソールドアウト。ヘネシーのデザインチームは、3名のカスタマーと協力し、彼らの希望に合わせた完璧なパーソナライゼーションプログラムを提供した。

ヴェノム F5 ステルス シリーズは、ベースとなったヴェノム F5 レボリューション クーペと同様に、大型化されたフロントスプリッター、ルーフマウント・エアスクープ、リヤマウント・カーボンファイバーウィング、専用のリヤディフューザーを採用。ザ・クエイルに展示された仕様は、ペイントされたカーボンファイバー製コンポーネントやボディ同色のブレーキキャリパーがチョイスされた。正確なコストは非公開なっているが、1台あたりの完成車価格は300万ドル(約4億3000万円)を超えるという。

ステルス シリーズ を含む、ヴェノム F5の設計・開発、組み立ては、米国テキサス州のシーリーにあるヘネシー本社ファクトリーで行われる。ヘネシーはすでに24台のヴェノム F5 クーペ、ヴェノム F5 ロードスター、ヴェノム F5 レボリューションを製造しており、世界中のカスタマーに納車済み。2024年から2025年にかけては、16台のヴェノム F5が製造される予定だ。

ヘネシー ヴェノム F5 ステルス シリーズを動画でチェック!

ザ・クエイルで世界初公開される、ヘネシー ヴェノム F5 レボリューション ロードスターのエクステリア。

「最高出力1842PS」大幅に性能向上した「ヴェノム F5 レボリューション ロードスター」ワールドプレミア【動画】

テキサス州に本拠を置くハイパーカーメーカー、ヘネシー・スペシャル・ビークルズ(Hennessey Special Vehicles)は、サーキット走行を想定し、専用のエアロダイナミクスを採用した「ヴェノム F5 レボリューション ロードスター」を発表した。12台限定のスペシャルエディションは、8月18日開幕するザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングにおいて、世界初公開される。