名鑑 「ポルシェ917/30(1973)」 ターボの道を切り拓いた史上最強の917 《ポルシェ図鑑》【写真・6枚目】 5.4リッターV12ツインターボは1200hpを発生。Can-Amで6連勝を飾るなど最強の917と呼ばれる伝説の名車だ。 ワークス・マクラーレンに対抗するため、ポルシェは6.5リッターの排気量をもつV型16気筒エンジンを開発。しかしこのエンジンを搭載した917PA/16スパイダーが実戦に投入されることはなかった。 ポルシェ初のターボ・エンジン、912/12ユニット。5.0リッターV12DOHCにエーペルシュペヒャー(後のKKK)製のターボチャージャーを2基架けし最高出力は850hpを発生した。 「PA」とは北米での販売戦力をにらんで「ポルシェ-アウディ」の頭文字をとって名付けられたもの。 多気筒・大排気量の思想が生んだモンスター、6.5リッターV型12気筒エンジンを搭載したが実戦には至らなかった。 チタンなどの新素材を積極的に採用し、ハイパワーと同様に軽量さが武器であることを証明した917/10。 ポルシェ初のターボ・エンジン、912/12ユニットを搭載した記念すべきモデル、917/10K。 5.4リッターV12ツインターボは1200hpを発生。Can-Amで6連勝を飾るなど最強の917と呼ばれる伝説の名車だ。 レギュレーションの変更によりレースから締め出された917/30だったが、後に355.860km/hの世界記録を樹立している。 この画像の記事を読む