頑固な汚れは酸性orアルカリ性が効く

頑固な汚れの代表格と言える水アカと虫の死骸を比べてみると、水アカはアルカリ性の汚れで、虫の死骸は酸性の汚れである。本来なら対比する性質のシャンプーを使用するのがセオリーと言えるが、実際には中性シャンプーを利用している人がほとんど。そのため汚れが思い通りに落ちなかったり、油脂が残ってコーティングの被膜が不安定になってしまっていることもある。

そこで、改めてカーシャンプーの性質と対応する汚れを見直すことでスッキリとリセットさせることができれば、洗車の満足度はさらにアップするというわけだ。

ProStaff『モンスター ディープアルカライン S222(実勢価格:2580円/税込)』
汚れに含まれる油を分解するためコーティングの仕上がりも格段にアップ。
ProStaff『モンスター フォースアシッド S220(実勢価格:2580円/税込)』
イオンデポジットなどアルカリ性の汚れに対して効果的なのが酸性シャンプー。

違いを熟知して汚れを撃退

今回サンプルとして取り上げるのは、プロスタッフから新たに登場した『モンスター』3pHシリーズのカーシャンプー。それぞれ頑固な汚れに特化させるため、中性、酸性、アルカリ性の3つの性質を分けてラインアップ。

ProStaff『モンスター スムースニュートラル S221(実勢価格:2280円/税込)』
スタンダードなボディ汚れ落としに最適。

さらに鉄粉除去に特化したシャンプーも用意することで、ボディに付着するあらゆる汚れを完全リセットしてくれるバリエーションが見どころ。この鉄粉除去シャンプーは、性質を問わず通常のカーシャンプーでは落とすことができないのが、塗装被膜に食い込んだ鉄粉。この鉄粉を除去してくれるのがチオグリコール酸アンモニウムの化学反応で溶かす専用アイテム。

ProStaff『モンスター メルトアイアン S219(実勢価格:2680円/税込)』
ボディに直接スプレーすることで、塗装被膜に食い込んだ鉄粉が溶け出してくる。

ボディコーティイングの仕上がりを左右する下地づくりにも効果が高いだけに、その特徴をしっかりと把握しながら施工するのはおすすめだ。

これらのアイテムをヒントに、汚れとシャンプーの性質の関係を改めておさらいすることが重要なのだ。