アウディは現在、日本でも大人気のクロスオーバーSUV、Q3の次期型を開発中 だが、そのティザーイメージが公式リリースされた。アウディでは、この新型モデルを「様々な点で新たな基準」を確立すると謳っている。

詳細は明かされていないが、2枚のティザー画像を公開し、「このクロスオーバーのエクステリアは自信に満ちた雰囲気を醸し出す」と述べている。その真価はまだ明らかになっていないが、画像からはピクセル化されたLEDデイタイムランニングライトと流線型のボディワークが垣間見えるなど高級化が見られ、まるで“ベイビーQ7”とも言うべき雰囲気と言っていいだろう。

ティザー画像からは多くの情報は得られないが、スクープ班が既にほぼノーマスク姿を捉えている。プロトタイプには、丸みを帯びたメッシュグリルと、その両側に配された分割型ライトユニットを備えた、より表情豊かなフロントフェイシアが特徴であることがわかる。

これらに加え、流線型のボディワーク、拡大されたキャビン、そしてよりスポーティになったDピラーが印象的だ。また、力強いホイールアーチと延長されたホイールベースも確認できる。リヤにはA6を彷彿とさせるスタイリッシュなディフューザーとブーメラン型のLEDテールランプが装備されている。

キャビン内には、11.9インチのデジタルインストルメントクラスター、14.5インチのインフォテインメントシステム、そしてオプションで10.9インチの助手席側ディスプレイが搭載される可能性があるだろう。

エンジンオプションは、フォルクスワーゲンのティグアンといくつかのパワートレインを共有する可能性がありそうだ。最高出力150psを発揮する1.5L 直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドや、最高出力272psを発揮する2.0L TSI Evo2と電気モーターを組み合わせたPHEVのラインアップなどが予想され、18.5kWのリチウムイオンバッテリーを積み、EV航続は1113kmが期待されている。

Q3新型のワールドプレミアは、6月16日(日本時間6月17日)に行なわれる予定だ。