ジムニー シエラに向けてデザイン性とクオリティの高さが際立つ5つのアイテムを用意

ジムニーをカスタムしたいけど、スズキ系ディーラーでメインテナンスが受けられなくなったり、構造変更をしたりするのはちょっと…というユーザーは意外と多い。もちろん、そういうユーザーのためにスズキ純正オプションが用意されているのだが、あまりに当たり障りのないカスタムもつまらない…という向きに、ピッタリの新ブランドを紹介しよう。

6月27日から29日まで、幕張メッセ(千葉県)で開催中の『東京アウトドアショー2025』において、新しいジムニーカスタムブランドがお披露目された。それが「GOZEL」だ。これは、日産車用を中心としたエアロパーツを展開する「AWIN」の兄弟ブランド。今回、ジムニー シエラ用パーツのリリースを皮切りにローンチした。

GOZEL ジムニー シエラ
GOZEL ジムニー シエラ

なぜアウトドアショーにおいてデビューなのか。アウトドアシーンに詳しい人にはお馴染みだが、実は同ブランドはすでにアウトドアギアをリリースしているのである。クロスカントリー4WDであるジムニー シエラのエクステリアパーツとアウトドアギアの親和性を考えて、今回GOZELブランドからの発信となったというわけだ。

今回リリースされたのは、「フロントガーニッシュ」「サイドガーニッシュ」「リヤガーニッシュ」「スペアタイヤカバー」「デカール」の5アイテム。どの商品も大幅な改造なしで、比較的容易に装着できるのが特徴だ。それでいて、イメージチェンジ効果は高い。

まず目に入るのが、フロントガーニッシュ。ノーマルバンパーに足りていない立体感のある造形、高級感、色彩をものの見事にアップデートする。バンパー中央上部に付けられる“逆スキッドプレート”なパネルもさることながら、ジェリ缶を思わせるX形の凹み、競技用牽引フックを彷彿させる赤半透明のパーツが、ジムニーパーツ市場にこれまでなかった新しい価値観を吹き込んだ。

フロントガーニッシュ
X形の凹みと赤い半透明パーツの組み合わせがチャームポイント。

リヤガーニッシュも同様のデザインプロトコルで創られており、付けるだけでリヤビューに絶大なドレスアップ効果をもたらす。同ブランドのキャンプギア、ステンレスマルチ五徳「オクタゴン」のデザインをあしらったスペアタイヤカバーを組み合わせれば、無骨なシエラの後ろ姿も艶やかに見える。

リヤガーニッシュ
スペアタイヤカバー
左下がステンレスマルチ五徳「オクタゴン」。キャンプギアをデザインに取り入れる遊び心が楽しい。

サイドガーニッシュは一見すると既存のものに似ているように思えるが、よく見るとシルバー加飾部分がクサビ形になっており、サイドアンダーをグッと引き締めてくれる。デカールと組み合わせることで視覚的効果がさらに増し、ノーマルでのっぺり感のあるサイドビューが、品良くギュッと引き締まって見えるのである。

サイドガーニッシュ

これだけのアップデート効果がありながら、ノーマル状態であるというのがひとつの特徴だ。ジムニーカスタムと言えば、リフトアップ、前後ショートバンパー化というのが定番メニューだが、やはり前述のようにそれに敷居の高さを感じる人も少なくない。一番面倒なのは、スズキ系ディーラーによってはカスタムジムニーの入庫が拒否されるケースがあることだ。

GOZELのパーツラインナップならその心配はないし、フロントグリルやホイール、タイヤと共に変更すれば、フルカスタム同様のドレスアップ効果が得られるのはノーマル派にはうれしい。

ちなみに、同商品群はAWINのECサイトをはじめ、スズキ系ディーラーでも販売される予定。メーカー純正オプションも製造している会社がつくったパーツだけに、その品質も折り紙付き。しっかりとした製品保証も付くことになっている。

ジムニーノマドの登場以来、基本ノーマルで一部を変えてイメチェン…というカスタムが広がりつつあるジムニーカスタムの世界。そんなストリームの中で、GOZELはまさに注目のブランドだ。

東京アウトドアショー2025のAWINブースにはGOZELブランドのジムニー シエラとAWINブランドのキャラバンが展示されている。